「仕事できないくせに気にしない奴って糞だな」って思考を辞めたら楽になった話

仕事できないのを気にしない

いきなりですが仕事ができないのに、気にしない、全然平気って顔をして給料もらい続けている人を見て、「こいつ糞だな」って昔はおもっていました。

特に若い頃は、自分よりも遥かに高い給料を貰ってる、出来ない先輩を見て「なんでこいつ平気な顔してんだ?」「出来ない自分を気にしないなんてどういう神経してるんだ」っていう感情を抱いていたものです。

自分だったらできない部分ときっちり向き合って、能力開発するなり、スキルアップをするし、誰もがそうあるべきだと思っていたんですよね。

とはいえ、私も中年となり、責任も増え、さらに部下も持つようになると「仕事できないくせに気にしない奴って糞だな」って思考をしていると正直辛いし、やっていけなくなってきます。

こういった思考には陥らないほうが仕事も、精神面でも楽になれるんですよ。

本記事では「仕事できないのを気にしない」事について、少し掘り下げて解説していきます。



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「仕事できないくせに気にしない奴って糞だな」って思考を辞めたら楽になった


冒頭でも書いたように、私自身が「仕事できないくせに気にしない奴って糞だな」って昔から思っていました。

できないことがあるなら、正面から向き合って対処するのが正義だし、「できないことを気にしない=逃げる事」だというイメージを抱いていたんです。

これは他人も自分もおなじ。

だから、仕事が出来ないのに気にしないで、平然と高い給料もらっている先輩とかがいるのをみると萎えてました。

自分が仕事をうまくできないときには、罪悪感や、自己肯定感を高めることが出来ずにいましたね。

まー、若い頃はそれでもやっていけたんですよ。

しかし、中年と言われる年齢になり、複数の部下を持ったり、部下の評価をするようになると、「仕事できないくせに気にしない奴って糞だな」っていちいち思っていられません。

いちいち、部下たちの一人ひとりについて、仕事ができない部分について「もっと気にしろよ」「こいつ糞だな」なんて感情を抱いてられないんです。

そんな感情無駄だし、仕事が出来ない部下がいたら、本人が気にしない・気にするにかかわらず黙ってサポートすればいいし、そのほうが精神的に楽なんです。

また、自分自身に降りかかる仕事の難易度や、会社からの期待値も高まると、100点で仕事できないことも気にしないようにしないと、身が持ちません。

後述しますが、「仕事できないくせに気にしない奴って糞だな」って思考はやめた方が正解ですし、結局、自分で自分のクビを締めることになります。

仕事できない人はたいてい気にしてる、悩んでいる。


というか、上司になっていろいろな部下の話を聞いてみると、「仕事できないことを気にしない」タイプの人は、そう多くありません。

よくよく考えて見ると当然で、誰しも、可能であれば「仕事できる」ようになりたいはずです。

その方が、職場での居心地も良いし、自己肯定感も高まるでしょう。

評価やお給料に反映されれば、モチベーションが上がって、仕事が楽しくなるんです。

でも、誰しもそうなるわけではありません。

自分が仕事ができないと認識してしまったら、気にしないではいられませんよ。

みんな、どうしたら「仕事できない自分」を変えられるか、悩んでますし、気にせずにはいられないはずです。

上司や先輩に怒られたり、同期や後から入った後輩に追い抜かれたりすると辛いもんです。

仕事できないのは気にしないのが正解な理由


前述のように「仕事できないくせに気にしない奴って糞だな」って思考はやめた方がいいです。

むしろ、よほど怠け者で、やる気がない人は除いて、「仕事できないことは、気にしない」が正解、なのです。

理由をざっくりと。

・仕事できないのを気にしない方が、精神的に楽

・仕事できないのを気にしない方が、自己肯定感を維持できる

・仕事できないのを気にしない方が疲れない

・仕事できないのを気にしな方が、仕事ができる


仕事できないのを気にしない方が、精神的に楽


仕事できないのを気にしない方が、精神的に楽になりますし、元気がでます。

これは当たり前ですよね。

「仕事ができないなぁ、嫌だなあ」なんてネガティブなことを四六時中考えていても、精神的に辛いだけです。

どんだけ仕事ができないことを気にしたところで、急に変れるわけでもありません。

上司の立場で考えても、部下が、仕事ができないことばかり気にして、どんどん落ち込んでいくのはあまりいい状況ではありません。

仕事できないのを気にしない方が、自己肯定感を維持できる


仕事ができないことを気にすると、どうしても「うまくいかなかった事」や「人との比較で劣っているところ」ばかりで頭がいっぱいになってしまいますよね。

反対に、「自分の得意な事」や「成功した体験」を素直に認識することができなくなります。

こういった状況が続くと、自己肯定感が低くなっていき、「自分自身の価値を認められない」「とにかく自信が無い」といった心理に陥ってしまうのです。

意欲的に仕事に取り組めなくなっていき、モチベーションが低下したり、精神的に病んでしまうでしょう。

仕事ができないことを過度に気にしない方が「自己肯定感」を維持し、最低限の心身の健康や、仕事への意欲を維持できるのです。

仕事できないのを気にしない方が疲れない


自分が「仕事ができない」としても、それを気にしすぎると、ただ、ただ疲れが蓄積していきます。

上述のように、頭の中は、自分の不甲斐なさや能力の低さばかり気にした、ネガティブな思考でいっぱいになります。

何をやっても裏目に出る気がして、ごくごく単純な作業をするだけでも、あれこれ考えすぎてしまうかもしれません。

仕事中ずっと、ミスをしないか、とか、迷惑を書けないか、とか気を遣ってビクビクしながら仕事することになるのです。

「仕事できないくせに」と言われそうで、職場での雑談や、イベントで楽しんだり、些細な愚痴を言うことができなくなって、追い詰められてしまうでしょう。

だから、たとえ「仕事できない」としても気にしない方が、圧倒的に疲れないし、疲れてもいいことなんかないのです。

仕事できないのを気にしない方が、仕事ができる


ここまで書いたように「仕事できないのを気にしない方が、精神的に楽で、自己肯定感を維持でき、かつ、疲れない」ということになります。

つまり、「仕事できないのを気にすると、精神的に辛く、自己肯定感が無くなり、かつ、非常に疲れる」ということ。

その結果、仕事できない奴は、気にすると下記のように、さらに仕事できなくなります。

・頭の中は、仕事ができない事やミスをしてしまう恐怖でいっぱいになり、委縮してしまいます。

・怒られるのが怖くて、上司や同僚にわからないことを素直に聞けずに、後で大変なことになります。

・職場でのコミュニケーションの輪に入れず、業務上の有益な情報も入手できません。

・仕事への意欲がなくなり、自信も持てないので生産性が低下します。

・上司や同僚の信頼を得ることができないため、成長につながる仕事を担当することがなくなります。

仕事できないことを気にすることで、「仕事ができる」状態はどんどん遠のいていくのです。

たとえ「仕事できない」としても、気にしないでいたほうが、望みをつなぐことができます。


仕事できないのを気にしないのは難しい


 ということで、仕事できないのは気にしないのが正解ってことになります。

でも、これは結構難しい。

たとえ、周囲の仕事できない人をみて、「気にしない」ように見えても、実際は、かなり気にしているというケースはj非常に多いです。

私も部下を持つようになって、いろんなタイプの人と話をしますが、本当の意味で「仕事できないことを気にしない」ってひとは希少な存在ですね。

なんなら、そこそこ仕事ができている部下も、本人的には「仕事できないこと」を気にしていたりします。

まー、ビジネスの世界で、会社としても評価や成果を求めすぎて、誰しも自信を持てないような社会になっているのかもしれませんね。

仕事できないのを気にしてしまう理由


「仕事できないのを気にしない」ことが難しい理由は、やはり、「仕事できない事」に罪悪感を感じているから。

仕事できないのを気にしてしまう根本的な原因は、下記のように責任感と、プライドですね。

・職場で恥をかきたくない【プライド】

・仕事できないことで怒られたり、嫌味を言われたくない【プライド】

・「仕事できない奴に限って」「仕事できないくせに」と別の案件で言われたくない【プライド】

・同僚に迷惑をかけて負担を強いたくない【責任感】

・もっと会社に貢献したい(貢献するべき)【責任感】

これは、周囲に対して「仕事できないくせに気にしない奴って糞だな」って言ってる人も、同じ思考をしています。

献身的で、プライドと責任感が強い真面目な人ほど、仕事できないのを気にしてしまいます。

仕事できないのを気にしない方法


では、仕事できないのを気にしない方法、考え方についてです。

前述のように、仕事できないのを気にしてしまう背景は「責任感」と「プライド」があります。

はい、仕事や職場に対する「責任感」と「プライド」を捨てましょう。

何も適当に仕事して、不真面目な人間になれと言っているわけではありません。

でも、仕事できないことを、毎回いちいち気にしてると心も体も持ちません。

今現在自分が仕事できない、あるいは同僚や部下が仕事できないことを悩んでいる人・気にかけている人は、「気にしない」ことが心身ともに健康でいるために必要なことです。

そもそも「仕事できない」ってのは普通のことで、珍しいことではありません。

仕事ってのは、基本、難しいのです。

誰にでもできる事なら、お金なんかたいしてもらえません。

たとえ簡単なことであっても、一度聞いたり、見ただけですぐにできなくてもいいのですよ。

わからないことがあったら何回でも聞いたり、同じミスを繰り返したからなんだというのでしょうか。


仕事ができないとどうなる?→ぶっちゃけどうってことない


正直、仕事ができないとどうにかなるかというと、どうってことありません。

気にしないでいいし、気にしたところで状況が好転するわけでもなく。

仕事ができないとしても、死ぬわけでもないし、そもそも、自分が経営している会社じゃないので、責任もリスクも社長が負うんです。

それが会社という仕組みです。

サラリーマンは会社に貢献するのが正義、と刷り込まれているかもしれませんが、いち従業員が頑張ったところで、多少お給料が上がるくらいで、会社の所有権は無いんです。

自分の持ち物じゃないんですよ。

それなのに、そんなに一生懸命になったり、過度に仕事のことを気にして病んでいくのはおかしいとおもいませんか。

仕事なんか人生のごく一部ですから、少々うまくいかない(仕事できない)ことなんか大した問題ではありませんよ。

ぶっちゃけ、「仕事はできない方が、ややこしい案件が舞い込んでこなくて得」くらいに考えれば、気にしないで済むのではないかと思います。

「仕事できないくせに気にしない奴って糞だな」って思考を辞めたら楽になった話【まとめ】


というわけで、仕事できないのは気にしないでOKという結論になりました。

私自身、部下に対しても、自分に対しても「仕事できないくせに気にしない奴って糞だな」って思考を辞めることでかなり楽になりました。

よけいなことは気にしないで、純粋に部下の育成と向き合ったり、自分の仕事の質にたいして、いい意味で「自分を許せる」ようになりました。

仕事ができないことにおびえたり、気にすること減って、気楽に取り組めるようになったんです。

日本人は真面目な人が多く、会社に対して献身的に尽くすことが正しい、という価値観を刷り込まれていいると思います。

その結果、仕事や職場に対する「責任感」と「プライド」が強く、「仕事できないことを気にしない」ことが苦手な人が多い印象です。

でも、いくら会社に献身的に尽くしたところで、会社は経営者のもの。

自分の物でない会社に、そんなに一生懸命になってどうすんの?ってマインドも大事かと思いますよ。

それじゃあ今回はこれ位にしておきます。

では。


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