残業しないと稼げない、給料少ない、生活厳しい・暮らせない:残業代ありきの生活から脱却する方法

残業しないと稼げない、残業なしだと厳しい・暮らせない残業代ありきの生活から脱却する方法

会社員で、残業しないと稼げない、給料少ない、残業なしだと生活が厳しい、と「残業代ありき」の日々を送っているひとがいるかと思います。

特に日本の企業では、年功序列によって若いうちは給料が低く抑えられていますよね。

基本給が安いため、生活がギリギリ・貯金ができないなどで、残業代があってやっと少しのゆとりが生まれるといった具合です。

私も新卒で働いていたころは毎月30時間前後の残業をしていたので、その分の残業代が給料に上乗せされていました。

一日に1~2時間ほどコンスタンスに残業する感じです。

この状態であれば、娯楽費が十分にあったり、貯金もできていたのですが、残業しない、残業が少ない月は稼げない、少し、生活に余裕がなくなるといった状況になっていました。

ぶっちゃけ、こういった「残業しないと稼げない、給料少ない」、「残業なしだと厳しい・暮らせない」といった状況はあまり好ましくありません。

理由は、会社の業績や業務量の変動で「残業ができない」あるいは、「残業代が支払われない」といったことになってしまうと生活が破綻してしまうから。

それに、年齢とともに、長時間労働をすることも難しくなってきますし、残業代で稼ぐというのは結局、時間を「切り売り」しているだけだからです。

会社側としても、割増賃金の対象になる残業はなくしたほうがコストカットができるし、だらだらと残業代を稼ぐためにやる残業を続ける同僚を疎ましく思う人もいます。

どこかのタイミングで、この残業代ありきの生活から脱却するべきなんです。

そこで、今回は、こんな「残業しないと稼げない、給料少ない」「残業代ありき」の生活と、そこから脱却する方法について整理、解説していきます。



仕事が遅い人はずるい、迷惑、不公平:わざと?しわ寄せや尻拭いでイライラしたときの対処法

残業しないと稼げない、、給料少ない、生活が厳しい「日本の事情」:生活残業は仕方ないのか


冒頭でも書いたように、残業しないと十分に稼げない、、給料少ない、生活が厳しいという会社員は非常に多いと思います。

中には、残業しないと稼げないので、あえて無駄に残業をする、いわゆる「生活残業」というものが習慣化しているケースもあるでしょう。

こうなってくると、下記のように非常に生産性の低い働き方をする社員もふえてくるため、会社側としてはたまったものではありません。

・仕事をしているフリをして毎日数時間会社で残業する

・定時の時間内はだらだらと仕事をし、夕方以降、残業時間を使って仕事をする

・業務の効率化をあえてやらずに、長時間かけて作業を行う

長い目で見れば業績悪化につながってしまいます。

とはいえ、このような生活残業をする人が出てきてしまうのは、企業が固定費である基本給を安く設定しており、なかなか昇給をしてくれない、昇進のポジションもないという事情が背景にあります。

副業が禁止されている企業もいまだにおおいですから、年収アップさせるには残業代を増やすしかない、といった結論になってしまいます。

また、日本社会では「残業が多い=がんばっている」といった評価をする傾向が強いことも原因です。

そのため、残業しないと稼げないから残業するということも仕方が無いのかもしれません。

むしろ、たとえ基本給が安くても、ちゃんと残業した分を支払ってくれる企業で働けているだけ幸せだともいえるでしょう。

残業が減る→生活できない【働き方改革だってよ】


そうはいっても、やはり残業しないと稼げない、残業なしだと生活が厳しいという状況は危険です。

理由は単純でして、残業代ありきで生計を立てていると、残業がなくなったら破綻してしまうから。

何らかの理由で残業が減ると、収入が減って、毎月の家計収支がマイナスになってしまうんです。

少し前に、日本政府が「働き方改革」というものを打ち出しました。

これは、労働生産性を高めつつ、労働時間を減らして国民生活を豊かにしようというものでしたよね。

確かに、長時間労働は体によくありませんし、誰もが、仕事以外の趣味や家族、友人たちとの時間を十分にとりながら穏やかに暮らしていけるようになるのは素晴らしいことです。

例えば、一か月に22日勤務日があるとすれば、月に40時間残業していると、一日当たりの労働時間は10時間近くなりますよね。

これは先進国の水準を大きく上回っていますし、明らかに働き過ぎですから。

しかし、「働き方改革」は、残業しないと稼げないひとたちにとってはまさに改悪です。

だって、残業代がなくなってしまうと生活できなくなるから。

特に上述のように、だらだらと仕事をして残業代を稼いでいた人にとっては、効率よく仕事ができてしまうと困るというわけです。

残業ありきの給料・残業代ありきの生活はジリ貧


残業しないと稼げない・生活が厳しいという人たちにとっては悲報となりますが、今後、働き方改革が進められ、残業・労働時間が減らされていくという流れは止まることはないでしょう。

いまでは「残業が多い=頑張っている」と評価されていましたが、今後は、生産性や効率よく仕事ができるひとかどうか?といった視点で評価がされるはず。

そんな状況ですから、残業ありきの給料や、残業代ありきの生活はもはやジリ貧です。

そもそも、残業代に長年、ずるずると依存していると、

・生活コストを見直す機会を失う

・単純に労働時間が長くなり、無駄に時間を消費する

・ぶっちゃけ、たいして稼げない

・ストレスたまる

・生産性を上げる努力を怠る

といったデメリットを受け入れることになってしまいます。

「残業して稼げ」とか、残業代ありきで考えるのはもはやナンセンスだし、危険な発想かもしれません。

残業せずに、効率よく働いて、基本給でできる範囲の生活をしていくほうが、精神的にも体力的にも健全です。


生活残業する人を許せないという風潮も


あと、冒頭で少し触れましたが、「お金のためにだらだら残業する」、「残業なしだと厳しいので残業する」といったいわゆる「生活残業」のことをよく思わない人もいます。

考えてみれば当然で、だらだら・ずるずると会社に残って、大した仕事もせずに貢献していないくせに、お金だけもらうような同僚がいると足手まといですよね。

そんな人が、上から「残業頑張っているから偉い」なんて高評価だったりしたらもう最悪。

短時間で高い成果を上げる努力をしている人から見たら、単純に腹がたちますよ。

残業しないと稼げないからと、だらだら残業する、生活残業の習慣がついてしまうと、職場でも徐々に居場所がなくなっていくでしょう。

残業代ありき・生活残業から脱却するべき


そんなわけで、残業代ありき・生活残業の習慣からは脱却する必要があります。

残業しないと稼げない、残業なしだと生活が厳しいと感じるかもしれませんが、長期的な視点ではマイナス面が大きいです。

すでに上で書いたようなデメリットがあるからです。

・生活コストを見直す機会を失う

・単純に労働時間が長くなり、無駄に時間を消費する

・ぶっちゃけ、たいして稼げない

・ストレスたまる

・生産性を上げる努力を怠る

そもそも、1日の労働時間は、健康面でも、集中力の面でも8時間が適正(なんなら、国によってはもっと少なくても良い)だとされています。

「稼ぎを増やす=基本給を上げる」という方向にシフトしていくべきです。

適切な労働時間を超えて、自分の時間を切り売りしても人生の幸福度はあがりません。


残業しないと稼げない、給料少ない、残業なしだと厳しい・生活できない、は企業にとってもデメリット


働いている社員が、「残業しないと稼げない」、「残業なしだと厳しい・生活できない」という状況は、雇用している企業にとってもデメリットが大きいです。

まず、企業は、8時間を超えた分の賃金、いわゆる残業代分の賃金は割増しして支払わないといけなません。

月に数時間程度ならまだしも、何十時間も残業をされると、その分人件費が膨大に必要になってきます。

さらに、残業すればするほど、社員はどんどん疲労をためていくでしょう。

一時期の繁忙期にどうしても発生してします残業ならまだしも、日常的に残業するのが当たり前になっている職場では、社員は疲れ、そのわりに人件費が高いわけですから、生産性が低いと言えます。

だらだらと生活残業をしたりする人も増えてくると最悪です。

はっきり言ってしまうと、残業しないと終わらないほどの量の仕事があるなら、人手を増やした方が安上がりで、生産性も高くなるというわけです。

その結果、企業は利益を確保できますし、結果的には基本給アップなど、残業代に依存しない生活が実現可能になります。

いまだに長時間労働を美徳と考えている経営者や、職場があるようですが、まったくもってナンセンスですね。

残業代ありき・生活残業から脱却する方法


そんなわけで、「残業しないと稼げない」、「残業なしだと厳しい・生活できない」といった、残業代ありきの生活をしている場合、早々に脱却するべき。

とはいえ、いきなり残業を控えても日々の生活がままならなくなるだけでしょう。

そのため、残業代ありき・生活残業から脱却する当面の方法としては、

・生活コストを下げる

・副業で収入を増やす

といった2点をまず意識する必要があります。

説明していきます。


残業代ありき・生活残業から脱却する方法:生活コストを下げる


「残業しないと稼げない」、「残業なしだと厳しい・生活できない」という場合、ぶっちゃけ単純に生活コストが高すぎるってことが少なくありません。

残業代はそもそも不安定な収入源なわけですから、基本給の範囲内で生活を組み立てるべき。

そうじゃないと貯金なんか絶対できませんし、残業代が減る恐怖におびえながら生活しないといけないわけですよ。

厳しい言い方をすると、身の丈に合った生活をしましょうねって話です。

特に固定費である、以下の項目を見直していきましょう。

・家賃

・携帯料金

・自家用車の有無と維持費:保険料、ガソリン代

・生命保険・医療保険

・各種エンタメ系サブスクサービス

・教育費

特に携帯料金なんかは、格安SIMを使っているか否かは大きいです。

家族がいて複数回線契約している場合は、毎月固定費に数千円~数万円の差がでてしまうでしょう。

あとは、最近増えているのが各種エンタメ系サブスクサービス。

amazon prime videoやnetfixなどの動画配信、amazon prime musicやsupotifyなんかが有名で、一つ一つのコストは大きくありませんが、あれもこれもと加入していると結構な金額になります。

加えて、お子さんがいる家庭では、習い事や学習塾などの費用もかさむと思います。

将来世代への投資も重要ですが、必要なものを厳選して、収入にみあった予算で計画的におこなうようにしましょう。

残業代ありき・生活残業から脱却する方法:副業する


残業代しないと稼げない場合、副業を始めることも考えてみましょう。

「残業して、さらに副業も!?辛すぎる」と感じるかもしれませんが、政府の方針や会社の都合でいつなくなってしまうかわからない「残業」に依存する状態から脱却するには、「自分で稼ぐ」ことは有効です。

もし、すでにかなりの時間を残業に費やしている場合であれば、できるだけ短時間で効率よく稼げる、かつ楽しみながら続けられる副業がおすすめです。

具体的には、

・ブログ

・Youtube

・せどりなど転売系

・webライター

といった、「個人で稼げる系」ですね。

特に、一度軌道に乗れば資産となって、半不労所得を生んでくれるブログやYoutubeが人気です。

うまくいけば、少ない資金と時間で、大きく稼ぐことも可能で、最終的に脱サラして本業化することもありえます。

反対に、いわゆる「時間を切り売りする」系の副業はおススメできません。

・UberEatsなどの配達系

・居酒屋アルバイト

・警備員などの夜勤

こういった副業は、たいして稼げない上に、本業や残業で疲れた体にムチ打って仕事をすることになりますので、自分のプライベートな時間がどんどん無くなって行きます。

最悪、体調を崩して本業への支障もでてしまうでしょう。

作業を辞めてしまうと、収入がゼロになってしまうので、永遠に労働させられることになります。

残業しないと稼げない、給料少ない、生活厳しい・暮らせない:残業代ありきの生活から脱却する方法【まとめ】


日本ではいまだに、「残業しないと稼げない」、「残業なしだと厳しい・暮らせない」といった、残業代ありきの生活を強いられている人が多いです。

一方で、一部の古い考えを持った職場を除けば、今後、残業や労働時間の削減の流れとなっていきます。

そうなると当然残業代で稼ぐことは難しくなります。

政府も「働き方改革」なんて言っていますから。

「残業しないと稼げない」、「残業なしだと厳しい・暮らせない」人たちにとっては悲報でしかありませんが、こういった生活は体に負担がかかりますし、企業にとってもデメリットが多いもの。

長期的な視点で見れば、残業代ありきの生活から脱却する方が賢い選択です。

なかなかすぐに方向転嫁をすることは難しいかもしれませんが、当面は、

・生活コストを下げる

・副業で収入を増やす

といった方法で、本業の就業先での「残業代」への依存度を下げることが重要になります。

【残業しなくても、生活できる給料の高い会社に転職したい方はこちら】

おすすめ!
初めての方、転職初心者向けの第一歩はリクナビNEXTの「無料会員登録」一択です

・転職活動の効率を上げる会員限定機能が無料で利用できます!

新着求人情報をメールで受信

「気になるリスト」で企業を保存

一度レジュメを書いて保存すれば転用可能

自分の強みを把握できる「グッドポイント診断」


・スカウト登録(無料)で転職の選択肢が広がる!
→匿名で職務履歴や条件を登録すれば、企業やエージェントから直接オファーが届く

【メリット】自分のスキルや経験を活かした企業を効率よく探せる、忙しくても転職活動ができる

そんな方には、リクナビNEXTがおすすめ:無料会員登録はこちらのリンクです↓






それじゃあ今回はこれ位にしておきます。

では。



あわせて読みたい
飲み会に来ない部下の心理と参加してらう方法【飲みニケーションがうざいのよ(´Д`)】