当ブログでも何度も紹介してきましたが、薬剤師は女性に人気の高い職業です。
比較的肉体的な負担が少なく、労働時間も多少融通がきくうえに、お給料が高いのがその理由ですね。
普通のOLのように、急な残業や出張が発生しにくく、育児や、家庭のことと仕事を両立しやすいということです。
余談ですが実際、薬剤師を目指す学生が通う、6年生薬学部では、約半数が女子で(薬学部の男女比は1:1)、通常、男子学生が多い理系の学部としては、薬学部だけが異例の数値になっています。
とういことで、今回は「薬剤師になりたい」と考えている主婦、シングルマザー向けに、主婦やシングルマザーや薬剤師になる方法について解説していきます。
とはいえ、薬剤師になるには大学の「薬学部」に通う必要があります。
そのため、薬学部に通わずともなれる「薬剤師に近い仕事」についても解説、整理しておきます。
主婦やシングルマザーが薬剤師になるメリット
主婦やシングルマザーの場合、以下のような要件を満たした仕事を選びたいと考える人が多いですよね。
・育児や家事と両立できる
・パート可など、時間的な融通が利き、拘束がゆるめ
・短時間で効率よく稼げる
薬剤師の場合、これらの要件をすべて満たしてくれます。
地域によりますが、薬剤師はフルタイムではなく、週に数日だけとか、一日に4~5時間だけのパート、アルバイトの案件が多いですし、時給も2000円以上と高額だったりします。
もし、正社員のフルタイム薬剤師として働けば、年収400~500万円は簡単に到達してしまいますね。
また、調剤薬局だけではなく、ドラッグストアでも薬剤師は必要なため、募集もたくさんありますし、出張や、深夜の残業もないため、小さいお子さんがいてもOKです。
さらに言うと、薬剤師を含めた医療系のお仕事は、景気の影響をあまり受けないため、経済的な安定を得られるというのも魅力。
薬剤師の仕事には、こういった、特に主婦やシングルマザーにとってありがたい、たくさんのメリットがあります。
実際、病院や調剤薬局ではたらく薬剤師は半数以上が女性で、年齢層も様々。
イメージ通り、女性が、長年続けやすい仕事というわけです。
「薬剤師になりたい」「薬剤師になればよかった」「薬剤師羨ましい」という、主婦やシングルマザーが多いのも納得。
薬剤師になりたい主婦・シングルマザーは薬学部に行くしかない?
では、主婦やシングルマザーが薬剤師になりたい場合、どうすれば薬剤師になれるのか。
結論を言うと薬剤師って、誰でもなれるものではありません。
薬剤師国家試験に合格し、薬剤師の国家資格を取得しないと、薬剤師として働くことはできないのです。
もしも、すでに薬学部卒で、薬剤師免許持ちの主婦やシングルマザーは、薬剤師になりたいならすぐにハローワークにでもいって就職してくれたらOKです。
そうでない場合は、6年制薬学部を卒業→薬剤師国家試験の受験資格を取得→薬剤師国家試験に合格という流れを踏まないといけません。
つまり、大学受験からのスタートになりますから最低でも6年かかります。
(例外的に、もし理系の大卒者なら、薬学部の2年生とか3年生への編入も可能としている大学もありますが、数としてはそう多くはありません)
薬剤師になるには6年制薬学部卒業と国家資格が必須
薬剤師の場合、「薬剤師国家試験の受験資格」を得るために、6年制薬学部を卒業しないといけないので、上記以外の方法では薬剤師になれないのです。
また、4年制の薬学部では薬剤師国家試験の受験資格はもらえないので注意してください。
薬剤師って、薬局でのんびり仕事しているように見えるかもしれませんが、結構大変なんです。
処方した医薬品に対して責任が生じますし、知識が必要なのでしっかりと勉強しなければなりません。
そのため在学中の単位取得や国家試験だって簡単ではなく、6年間みっちり勉強することになります。
まー「6年間大学に通う必要あり」となると、主婦やシングルマザーがこれから薬剤師になりたいと考えてもかなりハードルが高い、ということがわかります。
ユーキャンやヒューマンアカデミーの通信講座では薬剤師になれません
大学に通わずに、ユーキャンやヒューマンアカデミーといった通信講座で薬剤師の資格が取れないか?と考える人がいますが、結論としては、無理です。
上述のように、薬剤師の場合、「薬剤師国家試験の受験資格」が、6年制薬学部卒業者(見込み含む)にしかありません。
それ以外の人は、受験すらできないということです。
薬剤師近い職業:主婦、シングルマザーにおすすめは登録販売者、医療事務
そのため、「6年制薬学部に通う」というハードルを越えられない場合は、主婦やシングルマザーが「薬剤師になりたい」と思っても、なかなか実現しません。
成人して、家族を持ちながら大学に通うのは時間的にも、金銭的にも負担が大きいですからね。
なんとか、大学に通わずに済む方法はないものか。
そういった場合、薬剤師は無理でも、「薬剤師に近い仕事」を検討してみることになるかと思います。
具体的には、下記の「薬剤師のメリット」として挙げた項目、かつ「大学への通学が不要」な仕事ですね。
例を挙げると、下記の2つがお勧めです。
・登録販売者
・医療事務
これらの仕事は別記事でも紹介していますが、待遇面や資格取得の難易度が少し異なります。
ざっくり言うと、登録販売者は、公的資格となり若干難易度が高めですが、受験資格はとくにありません。
年収は400万円ほどで、ドラッグストアが主な勤務先になります。
一方、医療事務の資格は、民間資格ですが、比較的簡単に取得できます。
なんなら無資格でも医療事務として雇用してくれる場合もありますが、年収は200~300万円くらいになります。
勤務先は、病院での、保険点数計算を主とした事務作業になります。
主婦やシングルマザーが登録販売者になるには?
登録販売者は、ドラッグストアなどで般用医薬品のうち第2類及び第3類医薬品を販売することができます。
医薬品に関する質問や相談も受け付けますので、薬剤師にとても近い仕事ですね。
そのかわり、医薬品の知識がかなり必要になります。
そのため登録販売者の試験は受験資格が無いものの、結構難しく、合格率は4割ほどです。
公的資格のため、取得すればかなり有利になりますので、薬剤師になりたい主婦やシングルマザーの方にはおススメですね。
通信講座や市販のテキストを購入して独学で勉強する人もいます。
近年ではドラッグストアはそこら中にありますから、資格を取れば仕事も見つけやすいです。
登録販売者の仕事内容や、資格試験、学習内容について詳しく知りたければ、通信講座の資料を見てみるといいかもしれません。
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主婦やシングルマザーが医療事務なるには?
前述のように医療事務は、病院での事務的な仕事を担当します。
医療事務の資格は、民間資格で、似たような資格がいくつも乱立している状態ですね。
実は、資格を持たずとも医療事務の業務を行うことは法律的に問題ありません。
そのため、何の資格も持っていない医療事務さんもたくさんいます。
ただし、診療報酬制度や保険制度についての知識が業務上必要ですので、未経験者の場合、全くの無知識で仕事をはじめると、わからないことが多すぎて、かなり苦労してしまいます。
就職活動にも便利になるため、何らかの民間資格を取得→医療事務として就職、というパターンが多いですね。
医療事務の仕事内容や、資格試験、学習内容について詳しく知りたければ、通信講座の資料を見てみるといいかもしれません。
こちらのリンク先から無料で入手可能です。
薬剤師になりたい主婦・シングルマザー向け「薬剤師になる方法と登録販売者、医療事務のススメ」【まとめ】
まとめますと、主婦やシングルマザーの方で「薬剤師になりたい」と考えているひとが結構いますが、薬剤師になる方法としては「6年制薬学を卒業し、薬剤師国家試験に合格する」しかありません。
薬剤師の仕事は、給料もそこそこ良くて、時間的融通も利きやすいため、主婦やシングルマザーにとって都合がいいのですが、成人してから大学に通うというのはかなりハードルが高いですよね。
そのため、大学に通学しなくてもなれる(資格がとれる)仕事として、登録販売者、医療事務あたりがお勧めです。
薬剤師と比べると収入面では劣りますが、医療系の仕事で安定していますし、主婦やシングルマザーにとって働きやすい仕事ではあります。
医療事務や登録販売者の資格取得を考えている人や、詳しい情報に興味があるひとは、ここから無料で資料請求できますので、どうぞ↓
じゃあ今回はこれ位にしておきます。
それでは。
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