調剤薬局事務資格講座どれがいい?ニチイ・ユーキャン・ヒューマンアカデミー・ソラスト?独学でよくね?

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調剤薬局事務の資格取得や勉強をするために通学や通信講座の利用を検討している人も多いかと思います。

でもいざ始めるとなると「どれがいいの」というのが率直な疑問かと思います。

調剤薬局事務の講座だと、ニチィ、ユーキャン、ヒューマンアカデミー(たのまな)とソラストあたりが大手でしょうか。

そもそも調剤薬局事務の資格そのものが、いくつか種類があってわかりにくいのですが、さらに勉強のための講座もいくつかあってどれにするかわかりません。

それに、単に資格を取るだけなら「独学」という方法もあります。

調剤薬局事務の勉強や資格取得を検討している人が抱える以下のような疑問、質問について解説していきます。

・関連講座の種類が多くて(ニチイ、ユーキャン、ヒューマンアカデミー、ソラストほか)どれがいいかわからない。

・通学・通信講座での学習と独学では何がどう違うのか?

・調剤薬局事務の資格取得なんか独学でもいいんじゃね?と思っている

「調剤薬局事務に資格なんて必要ないよ」という人もいますが、それについての是非は、別記事で書いてますので、そちらで。

調剤薬局事務の資格はいらない、必要ないの?資格取るならどれがいい?

本記事では、あくまで、調剤薬局事務の資格取得や知識の習得を目指す場合、どういった手段(ニチイ、ユーキャン、ヒューマンアカデミー、ソラストあたりの教育講座や独学)が良いのか、について比較していきますね。


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調剤薬局事務資格講座どれがいい?ニチイ・ユーキャン・ヒューマンアカデミー・ソラスト?いや、独学でよくね?という疑問


冒頭でも書きましたが、調剤薬局事務の資格取得や、学習方法(講座)はどれを選べばいいのか迷うところです。

関連記事でも紹介していますが、調剤薬局事務の関連資格はいずれも民間資格で、メジャーとして下記のようなものがあります。

・調剤報酬請求事務技能認定
・調剤薬局事務検定試験
・医療保険調剤報酬事務士
・調剤報酬請求事務専門士
・調剤事務管理士
・調剤事務実務士
・調剤薬局事務士

どれも調剤薬局事務の基礎的な知識を問う資格になっていますので、いずれの資格取得を目指して勉強しても大体同じようなもんです。

これらの資格取得のためにどうやって勉強をしていくか?ですね。

実はこれらの資格のうち、「調剤事務管理士」と「調剤報酬請求事務専門士」以外は、独学では受験できません。

指定の教育講座を受講・終了して初めて受験資格が得られるのです。

例えば、ニチイ学館の調剤薬局事務講座を修了すれば「調剤報酬請求事務技能認定」の受験資格が得られます。
ユーキャンだと、「調剤薬局事務検定試験調剤事務管理士」の受験資格です。

一方、独学の場合だと、「調剤事務管理士」と「調剤報酬請求事務専門士」のどちらかしか受験できなくなります。

調剤薬局事務の資格の勉強では「どの資格をとるか」と「どの業者の講座を受講するか(または独学か)」はセットで考えないといけません。


各社の調剤薬局事務資格講座を受講するメリット:ニチイ・ユーキャン・ヒューマンアカデミー・ソラスト


独学ではなく、ニチイ学館やユーキャンの教育講座を受講するメリットは、下記のようなものです。

・特定の資格について受験ができる

・講座修了で認定がもらえる

・一人でやるより勉強が楽

・就職サポートがある

・費用のもとをとるために頑張れる

特定の資格について受験ができる


前述のように、調剤薬局事務の資格では、指定の教育講座を受講・終了して初めて受験資格が得られるものが多いです。

ニチイ・ユーキャン・ヒューマンアカデミー・ソラストといった大手の教育講座で対応している資格は下記の通り。

ニチイ学館:「調剤報酬請求事務技能認定」

ユーキャン:「調剤薬局事務検定試験調剤事務管理士」

ヒューマンアカデミー(たのまな):「医療保険調剤報酬事務士」

ソラスト:「調剤事務管理士」(ソラスト受講生のみ在宅試験ができる)

この中に、すでに目指している調剤薬局事務資格があれば、対応する教育講座を受講することが必要になります。

講座修了で認定がもらえる


大手の調剤薬局事務の教育講座では、指定のカリキュラムを修了した時点で「修了証」あるいは「認定証」発行してくれる場合があります。

例えば、ユーキャンは、カリキュラム修了をもって修了証を発行してくれるため、仮に「調剤薬局事務検定試験調剤事務管理士」に合格前であっても、一定の教育を受けたことを証明できます。

就職サポートがある


大手の教育講座では修了した受講生を対象に、就職サポートをしてくれる場合があります。

これは調剤薬局事務だけではなく、医療事務などでも同じ。

どちらも「経験者優遇」の世界であるため、こういった就職斡旋・サポートがあれば未経験から就職できる可能性が高まりますね。

例をあげるとニチイ学館は提携している医療機関への紹介(派遣型)という形で、就職斡旋をしてくれることも。

ヒューマンアカデミー(たのまな)の受講生だと、同じ系列(ヒューマングループ)の人材紹介会社のサービスが利用できるといった具合です。

一人でやるより勉強が楽


調剤薬局事務に限ったことではありませんが、独学で勉強する場合と比較して、講座を受講した方が「楽」「続けやすい」といったメリットがあります。

独学と違い、大手の講座を受講すれば適切なテキストが送られてきますし、ある程度のペースで課題をこなすことになります。

わからないことを質問したり、添削のサポートもあるため、独学よりは勉強しやすい環境を整えることができますね。

費用のもとをとるために頑張れる


ぶっちゃけ、ある程度のお金を払って「勉強する」場合の最大のメリットは、「せっかくお金を払ったから頑張ろう」と思えることです。

わずかなお金しか書けない、無料でできるといった学習は、なかなか続かないものです。
本気度が足りないんですよね。

自分を追い込めるというのは、ある意味メリットになります。

調剤薬局事務資格講座:大手4社(ニチイ、ユーキャン、ヒューマンアカデミー、ソラスト)はどれがいい?


冒頭からすでに名前が出てきていますが、調剤薬局事務の講座だと、「ニチイ学館」、「ユーキャン」、「ヒューマンアカデミー(たのまな)」と「ソラスト」あたりが大手として有名です。

調剤薬局事務講座を受講して資格取得を目指す人の大半は、このいずれかの業者を利用しているはず。

じゃあ、次はこの4社はどれがいいの?って話をします。

調剤薬局事務資格講座:大手4社(ニチイ、ユーキャン、ヒューマンアカデミー、ソラスト)比較


「ニチイ学館」、「ユーキャン」、「ヒューマンアカデミー(たのまな)」と「ソラスト」といった大手4社を簡単に比較してみましょう。

それぞれの特徴をざっくり書いておくと、こんな感じ↓

【ニチイ学館】

・調剤報酬請求事務技能認定がとれる

・通学と通信講座があり、費用はそれぞれ約4万円と3.3万円

・修了後の就職サポートは提携医療機関への斡旋(登録型派遣)

【ユーキャン】

・調剤薬局事務検定試験調剤事務管理士がとれる

・通信講座で、費用は約3.9万円

・就職サポートはDVDでの情報提供のみ

【ヒューマンアカデミー(たのまな)】

・医療保険調剤報酬事務士がとれる

・通信講座で「調剤薬局事務+調剤事務コンピュータ講座」が約4万円

・修了後の就職サポートは、ヒューマングループの転職、人材紹介サービスの利用

【ソラスト】

・調剤事務管理士が取れる

・通信講座で約4万円~

・就職サポートは「ソラストが運営する求人情報サイトに登録」

結論を先に書くと、この大手4社ではヒューマンアカデミー(たのまな)の通信講座が一番おススメです。

調剤薬局事務資格講座はヒューマンアカデミー(たのまな)がよさそう


はっきり言ってしまうと、実は調剤薬局事務講座はどの業者もさほど特徴がないというか、どれも変わりません。

上の方で、調剤薬局事務の関連資格のメジャーなものを上げましたが、それらの資格の中で特に就職に強い!といったものもありません。

医療事務の関連資格と比べると受講者も、就職先も絶対数が少ないため、各社が差別化のためにあまり力をいれていないのだと思います。

まー、このなかからどれがいいかと、あえて選ぶなら、すでに述べた通り「ヒューマンアカデミー(たのまな)」です。

ヒューマンの通信講座『調剤事務』

理由は、下記の2点。

・コンピューター講座とセットで4万円とお得感がある

・職探しが同じヒューマングループで一貫してできる

ニチイ学館も就職斡旋があって一見良さそうですが、そうでもないんです。

ニチイ学館は比較的大きな病院やクリニックとの提携が強く、(医療事務と違って)調剤薬局事務の案件は少なく、結局自分で探すことになる可能性が高いんです。

ユーキャンは、就職サポートがDVDによる情報提供のみなので、ちょっと弱い印象ですね。

ソラストに至っては、調剤事務管理士を目指す講座ですが、これは独学でも受験できるのでぶっちゃけ高いお金を払うのはもったいないと思います。

調剤薬局事務の資格の勉強は独学でいい【ぶっちゃけてみた】


独学ではなく、ニチイ学館やユーキャンの教育講座を受講するメリットはすでに上述した通り、下記のようなものです。

・特定の資格について受験ができる

・講座修了で認定がもらえる

・一人でやるより勉強が楽

・就職サポートがある

・費用のもとをとるために頑張れる

これらの点にちゃんとメリットを感じて満足できる人はいいのですが、ぶっちゃけると「調剤薬局事務の資格の勉強は独学でいい」と個人的には思っています。

独学で勉強→独学で受験できる調剤薬局事務の資格取得という流れがいいということですね。

ニチイ学館やユーキャンの講座もメリットはあるのですが、コストに見合うかといと、人によっては「?」という部分があるからです。

こんな人は「調剤薬局事務の資格の勉強は独学でいい」【理由とともに解説】


「調剤薬局事務の資格の勉強は独学でいい」とすでに述べましたが、その理由について書いておきます。

3つほど理由があります。

・調剤薬局事務資格は独学で受験できるもので十分

・大手(ニチイ、ユーキャン、ヒューマンアカデミー、ソラスト)の講座修了後の就職サポートがそもそも微妙

・医療事務の関連資格や講座ほどリターンが見込めない

以下、解説していきますね。

調剤薬局事務資格は独学で受験できるもので十分


現状では、すでに述べた7つのメジャーな調剤薬局事務の資格に関しては、必要な知識の内容やレベルはどれも変わりません。

どの資格を取得していても、採用・選考の際には「あー、少し調剤薬局事務の仕事に関して知識をもっているんだね」という反応をされると思います。

そこそこ知名度がある、そこそこ歴史のある資格であればなんでもいいんですね。

だから、「どの資格がいいか」となると、独学で受験できる「調剤事務管理士」や「調剤報酬請求事務専門士」で構わないのです。

わざわざ特定の調剤薬局事務資格を狙って、対応する講座を受講する必要性はそれほど高くないのです。


大手(ニチイ、ユーキャン、ヒューマンアカデミー、ソラスト)の講座修了後の就職サポートが微妙


大手の教育講座を受講すれば、修了後の「就職サポート」を受けられるというメリットがあります。

医療事務の場合は、病院に未経験で採用されるにはこのようなサポートが有効です。

しかしながら、調剤薬局事務に関しては、それほどメリットがないという現実があるんです。

というのも、調剤薬局事務の求人案件は、小さな薬局での1~2名程度の案件ばかり。
そのため、こういった業者に回ってくる案件数も少ないため、「就職斡旋のための登録を行ってもなかなか紹介が来ない」といたことは良くあるのです。

調剤薬局事務について言えば、こららの講座修了後の就職サポートは微妙です。


医療事務の関連資格や講座ほどリターンが見込めない、コスパが悪い


調剤薬局事務の場合、そこそこのお金を払って、教育講座を受講しても実はそれほどリターンが見込めません。

類似の資格である医療事務と比較した場合、「関連資格の認知度が低い」「求人案件絶対数が少ない」といった側面があるからです。

ぶっちゃけ、どうせお金を払うなら「医療事務関連資格」の方がリターンが見込めますし、調剤薬局事務の資格を取るならコストを抑えて取得しておきたいところ。

こんな人は「調剤薬局事務の資格の勉強は独学でいい。ニチイやユーキャンの講座受講は不要」


というわけで、下記のような人は「調剤薬局事務の資格の勉強は独学でいい」と思います。

・「特定の」調剤薬局事務の関連資格を目指しているわけではない

・ニチイ学館やユーキャン、ヒューマンアカデミーの就職サポートに期待をしていない(自分で職探しする)

・調剤薬局事務の資格取得のためのコストを抑えたい

独学の場合、市販のテキストを購入して勉強する必要があります。

amazonなどのネットで関連テキストや参考書はすぐに買えます。

ゼロからの独学派におススメなのは下記4冊です。

【初級向け】




【中級以上向け】


ただし、上述した「各社の調剤薬局事務資格講座を受講するメリット」に魅力を感じるのであれば、独学にこだわる必要はありません。

その場合は、すでに述べたようにヒューマンアカデミー(たのまな)の「調剤薬局事務+調剤事務コンピュータ講座」あたりが一番おススメになります。

それでは。



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