医者・医師という職業は「将来なりたい職業」「親が子供に就かせたい職業」としてつねに上位にランクインするとても人気にあるお仕事です。
とはいえ、実際に医者になりたいと思ってもそう簡単になれるものではありません。
ぶっちゃけ、近年の医学部受験の難しさ、その難関さときたらまさに無理ゲーですよ。
かなり大変。
国公立大学医学部医学科の受験の倍率は3~5倍、私立大学医学では10倍超になっています(2018年時点)。
医者・医師になって人の役に立ちたいとどんなに純粋な思いがあっても、頭が悪いとかなり厳しいんですよね。
今回は、医学部受験の難しさが無理ゲーすぎる件について整理したまとめ記事です。
医学部受験は大変無理ゲーすぎる(特に国立・公立)
冒頭でも書いていますが、医学部に進学する、受験で合格するのは非常に難しいです。
特に国公立大学の学部や、有名私立の医学部なんて常軌を逸した難しさ。
実際、何度も医学部受験に挑んで、何年も浪人しているひともたくさんいますからね。
医学部受験なんか受かる気がしない・・・そう思いながら挑み続けている人が大半です。
医学部受験をやめたい、つらい、受かる気がしない。厳しさを乗り越えるための思考
高校の成績は優秀で当たりまえ。
さらに塾や予備校にも通って対策講義を受けたうえで、2年や3年浪人した受験生の猛者が挑むのが医学部。
よほど賢ければ、塾や予備校なしで医学部に合格できたり、現役でさらっと難関大学の医学部に合格してしまう人もいますが、あれらは特殊な例になります。
普通にやってれば浪人したり、その末に結局断念・諦めるといった人のほうが多いのが実情なんですよね。
医学部受験合格は塾なし・予備校なしで可能か?答え「無理じゃないけど効率悪い」
そもそも医学部に進学して医者になるような人って、小さい頃から戦略的に先を見据えて対策をしているひとが多いです。
それこそ、小学校時代からの積み上げをしています。
普通の学部のように、高校時代に頑張ればそこそこいい大学に合格できるというものではありません。
というのも、「医学部=難関=ライバルに浪人生が多い」だから。
高校三年間がんばったくらいで、3浪した浪人生と対等には戦えませんから。
たとえば、「小学校時代からみっちり塾に通い、中高一貫の私立校で先取りで大学受験の対策をする」なんてざらです。
医者になるには小学校からの戦略が大事
はっきりいってしまうと、どれだけ真面目に努力しても医学部に合格できないというひとはいます。
むしろ超厳しい受験戦争を勝ち抜いて、難関な医学部に合格できるひとのほうが特殊なんですよね。
たいていの「普通」の人にとっては、医学部なんか無理ゲーです。
医学部無理ゲーっていう感覚は大事かもしれない
医学部の難しさは他学部とはレベルが違う、簡単なところ、入りやすい医学部は無い
医学部受験の難しさって、他学部とは一線を画しています。
具体的には、下記のような「医学部特有の」難しさがあるのです。
・医学部に合格するには全受験科目まんべんなく高得点が必要
・地方国公立や私立大学でも偏差値70越えは普通=工学部や理学部なら東大や京大レベル
・現役合格は全体の半数程度しかいない(他学部とは違う)
・志望者が多く、学力が拮抗しているため小さなミスが命取りになる
・地方国公立や私立大学でも偏差値70越えは普通=工学部や理学部なら東大や京大レベル
・現役合格は全体の半数程度しかいない(他学部とは違う)
・志望者が多く、学力が拮抗しているため小さなミスが命取りになる
中には、地方の国公立大学や私立大学で「比較的」簡単に入学できそうな医学部もありますよね。
例を挙げると、旭川医科大学、福島県立医科大学、佐賀大学あたり。
ただし、それでも偏差値60台後半ですし、第一志望の難関大学医学部を諦めた受験生が殺到します。
一方で、例えば医学部と同じ医療系で、6年制教育の薬学部では簡単なところなら偏差値30台でも狙える大学がいくつかあります。
受験科目も理科と英語だけ、とか、勉強が苦手でもチャンスがあるもんです。
こういった背景を踏まえると医学部の難しさは他学部とはレベルが違うことがわかりますよね。
いわゆる「簡単」「入りやすい」医学部というのは無いといってもいいかもしれません。
医学部と薬学部の難易度、勉強量は違うよという話
浪人しようが、どんなレベルの医学部だろうがなんとか入学して、卒業後の医師国家試験に合格できさえすればいいのですが、それすらも難しいという話です。
医学部で簡単なところは?国立なのに簡単に入れる、入りやすい=後で困る?
医学部現役合格はすごい!でもそこにこだわる必要ない理由
時々、「医学部で簡単なところがあった!」なんて言うひとがいますが大抵は4年制の医学部です。
こういったところは純粋に「医学」を学ぶための学部で、「医師の養成課程」ではなく、卒業しても医師免許はとれません。
医学部は何年制?6年制以外もあるんだよ。間違えないようにね
医学部が難しい、人気が高い理由
そもそも何でこんなに医学部が難しいの?なんでこんなに人気なのって話もしときます。
理由は簡単にいうと、医師・医者になれば人生勝ち組だからです。
医学部が勝ち組すぎなことに気づいたら40歳手前だった...orz
日本経済の低迷で一般企業で働くことの魅力が低下し、より安定して高給をもらえる「医者・医師」という仕事の魅力が増しているのです。
また、少子化にともない、ひと家庭当たりの子供の数が年々減っています。
一部の家庭では子供の教育に資金を一転投下して医学部のような難関大学受験に挑ませるケースも増えています。
医学部人気はいつまで続く?今後はどうなる?大予想
医師は責任の重い仕事ですし、かなりの努力をしないとなることはできません。
地域や専門によっては非常に忙しくブラックな働き方を強いられてしまいます。
こういった事を背景に「医学部や医者なんかやめとけ」という人もいるのは確かですが、ぶっちゃけそれでも医者はいまだにかなり「うまみ」のある仕事。
今後、日本経済がどんどん低迷していくことと考えると、「医者くらいしかまともに食えない」なんて時代も来るかもしれませんん。
医学部やめとけと言う暴言。医者位しか食えない時代が来そうなんだが?
医学部の人気はまだまだ続きそうだし、医学部が超難しい状況も終わりそうにありません。
医者になりたいけど頭が悪い!どうしたらいい?医学部目指して8浪した人も
こういった状況の下、医者になりたいものの頭が悪い!なんて状況にあるひとはどうしたらいいのでしょう。
諦めるのが正しいのか。
それほど多くの選択肢はありませんが、具体的には下記の方法が適用可能です。
・AO入試に賭ける!
・海外の大学の医学部を受験(例:ハンガリー)
・多浪覚悟でひたすら勉強
・一度社会に出て「要領の良さ」を身に着けて再受験で挑戦する
・海外の大学の医学部を受験(例:ハンガリー)
・多浪覚悟でひたすら勉強
・一度社会に出て「要領の良さ」を身に着けて再受験で挑戦する
関連記事で詳細を書いています、こういったチャンスを活用して実際に医師になっているひともいるのであきらめるのは早いかも。
私の知人も医学部目指して合計8浪した人がいました。
8浪もすると、大学入学時には26歳、医学部卒業時には32歳です。
高校生は「えー!!」って思うかもしれませんが、長い人生でみれば意外と大したことないかもしれません。
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・自宅でしっかり志望校受験対策をしたい
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医者になりたいが頭が悪い。さあどうする!?
医者になりたいが文系だった!
同様に、医学部に進学して医者になりたかったけどよく考えた文系だった!というパターンも時々あるみたいです。
この場合、高校時代に理系の科目をみっちり学習していないわけですから、医学部に現役合格は確実に無理になります。
医学部の受験科目はがっつり、バリバリの理系科目を網羅していないといけないですからね。
浪人して、理系科目を学習しつつ、医学部受験で通用するレベルにもっていかないといけません。
とはいえ、もともとが文系だと医学部入学部にメリットがあります。
ぶっちゃけ医学部は理系ですが、入ってからの勉強は暗記が非常に多くどちらかと言えば文系的な要素が必要です。
意外と「医者になりたいが文系だった!」という人も、医学部受験さえ切り抜ければすんなり医者になれるのかもしれません(その医学部受験が難しくて無理ゲーだって話なんですけどね)
「医者になりたいけど文系」の学生が考えるポイント
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