難関で知られる医学部受験。
医学部を目指すなら1年や2年浪人するのは当たり前です。
3年以上、人によっては10年近い浪人期間(多浪)を経験している人もたくさんいます。
まー、それでも最終的に合格できればいいのですが中には多浪の末、結局医学部に合格できない・・・なんてこともあります。
何年浪人して、何度受験しても不合格、それでも諦めない(諦められない)でずるずると・・・まさに医学部受験の闇の部分です。
そこで今回は医学部受験で多浪した場合の末路、多浪して結局医学部以外の進路に進む際の選択肢について整理したまとめ記事です。
・医学部受験多浪の末路が悲惨にならないようにしたい。
・医学部を断念し諦めたあとの進路で後悔しないようにしたい。
そういった人の参考になれば幸いです。
医学部受験に多浪はつきもの。現役合格は至難の業
冒頭でも書いていますが、医学部の受験となると浪人(3年以上だと一般的に多浪に入ります)はつきものです。
一部の優秀な人は現役で医学部合格を果たすのですが、全体としては半数位にとどまります。
医学部現役合格はすごい!でもそこにこだわる必要ない理由
だから、浪人や多浪そのものは悪いわけではありません。
ぶっちゃけ数年間という時間と、いくらかのお金を浪人時代に費やしたとしても、最終的に医師になれれば問題ありません。
金銭的なものも医師の報酬があれば十分ペイしますから。
中には普通の浪人ではなく、薬学部などの他学部に進学しつつ、医学部受験に挑戦し続ける「仮面浪人」も存在します。
医学部志望で薬学部仮面浪人する本来のメリット
普通の浪人よりもしんどいですが、いつまでも浪人しているという世間体でのマイナス面や、家族の理解、自身のリスクヘッジの観点からも有用です。
医学部の多浪の末路、断念・諦めた方がいいのか?
医学部受験に年齢制限はなく「最高何年まで」というルールはありません。
費用的に可能であれば、ずっと予備校に通いながら8年、9年、10年と浪人を続けるひともいます。
とはいえ、現実的には医学部を目指していつまでも無制限に浪人するわけにはいきませんよね。
浪人を続けて、いつか医学部に合格できるというわけではなく、結局医学部に合格できなかったという人もたくさんいます。
そうなると末路が悲惨になるのは明白。
医学部受験多浪で末路が悲惨になるタイプ、ならないタイプ
ただでさえ辛い受験勉強を長い間続ける努力は素晴らしいです。
しかし、ぶっちゃけ「いつかは断念・諦めた方がいい」というのが事実。
医学部浪人を何年も続けていると、学力も伸び悩み合格できる可能性の限界も見えてきますしね。
あまりに年齢を重ねていると、受験科目の一つである「面接」でも不利になってしまうでしょう。
どこかのポイントで断念、諦めるという選択をしたほうが賢明です。
医学部受験を「諦められない」:諦め時っていつ?考えるポイント
上でも書いたように医学部受験は諦めるという選択も重要です。
医師になる夢。医学部を「諦められない」「諦めたくない」という気持ちがあるのは理解できますし、難しい決断です。
それでも、何年も浪人した末に路頭に迷うと悲惨です。
ぶっちゃけ医学部はだれでも努力すれば合格できるものではありません。
凡人には無理ゲーだともいわれています。
医学部無理ゲーっていう感覚は大事かもしれない
多くの人は医学部受験の諦め時としてはおおむね3年(=3浪)を上限と考えているようです。
現役合格の場合高校3年間の勉強をしますよね。
その二倍まで、ということ。
あまり長い間受験勉強していても伸び悩みますし、マンネリ化してモチベーションも下がってきあます。
3年というのは妥当な期間なのかもしれません。
医学部受験諦める時、多浪生が考えるポイント
そして、医学部を断念した場合に、「その後どういう進路に進むか?」もセットで考える必要があります。
医学部進学を断念、諦めて薬学部?歯学部? :その後の進路・学部
医学部を目指して浪人、多浪した末に断念する人は少なくありません。
彼ら、彼女あらはその後、どういった進路に進めばいいのか。
医学部受験を諦めたあとのよくある進路について、下記の記事で紹介しています。
医学部を諦めた人が次に目指す進路は?
例を挙げておくと、下記のようなものです。
・薬学部を経て薬剤師または薬学研究者
・看護学部を経て看護師
・教育学部または普通の理系学部を経て教師
・看護学部を経て看護師
・教育学部または普通の理系学部を経て教師
特に薬学部の場合は、下記のようなポイントがメリットとなるため、医学部を諦めた後の進路としてリーズナブルだと考えらえています。
・薬剤師の仕事では「憧れだった」医師との適切な距離を保てるためプライドが傷つかない
・医薬品研究に進んで、医師と異なる形で医療に貢献できる
・薬学部での仮面浪人で断念した際にそのまま進路変更できる
・医薬品研究に進んで、医師と異なる形で医療に貢献できる
・薬学部での仮面浪人で断念した際にそのまま進路変更できる
ちなみに昔は医学部が難しければ、少しだけ難易度の低い歯学部にすすむ選択肢も多かったようですが、最近では少なくなっています。
理由は歯学部人気が低下していること、歯科医師の需要低下が見込まれていることなどが背景。
医学部受験を諦めた後、後悔したくない
ここまで書いたように、医学部や医師を志望するのはいいことですが、無期限・無制限で多浪できるわけではなく、どこかで諦めることは必要になります。
しかし、いざ、医学部受験を諦めた場合、のちのち後悔しないかどうか不安ですよね。
将来、やっぱり医学部を諦めなければよかった、もう少し粘ればよかったと後悔したくないですから。
医学部を諦めて後悔しないためにはどうすればいい?
そこでもっとも大事なポイントは、「医学部受験に全力を尽くせたか」「受験勉強を限界までやりきったか」になります。
中途半場にだらだらと惰性で浪人して、結局医学部に行けなかったのであれば後で必ず「もっと本気で勉強すればよかった」と後悔します。
浪人して医学部を目指すなら、覚悟と努力の日々を過ごすべき。
そして、諦めて別の進路に進むとき、きちんと自分の納得のできる道に進みましょう。
安易に看護師などの医療従事者として働くと、医師の近くで働くことになります。
ひとによっては将来的にそれがストレスになりかねません。
いっそのこと医療と全く関係のない業界にすすむ勇気も必要です。
また、「医師を諦める=将来の高額な報酬も諦める」ということです。
「お金以上のやりがいを見出せる仕事」というのをしっかりと見定める必要があります。
最終的に医学部に合格できない、医師の夢を諦めざるを得なかったことは残念なことです。
しかし、医学部受験という超難関な課題に挑戦したことをポジティブに受け止め、いずれの進路を選ぶにしろ、その後の人生で役立てることが重要になります。
では。
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