医療事務は若い子ばかり?おばさんだとやりづらい?という不安について


医療事務は若い子ばかり、若い女性が多い。

医療事務は若い人のほうが雇用されやすい。

若くないと医療事務で雇ってもらえない。

そんなイメージを持っている人も多いと思います。

そのため、30代、40代で医療事務として働こうと考えても躊躇してしまうこともありますよね。
こんなおばさんが若い子に混じって医療事務としてちゃんとやっていけるだろうか、と不安になります。

若い子ばかりの中で仕事をするとなるとストレスにもなりますし、いじめや意地悪をした/されたなんている職場のごたごたは、だれでも嫌でしょう。

あるいは、医療事務が難しい、覚えることが多いので、頭の回転の速い若い子じゃないとできないの?なんて思っている人もいるかもしれません。

医療事務をこれからやってみようという人で、こういった不安や悩みを感じている人は結構多いものです。

で、実際どうなの?って話です。

まず、いきなりですが、結論を言うと、まったく問題ありません。
というよりも、医療事務は若い子ばかりなんてことなありません。

病院やクリニックの受付をみると、確かに受付の医療事務さんは若い人が多いですが、ぶっちゃけ、どの病院も受付業務を若い人にやらせているだけです。

実際の、いわゆる医療事務の業務では、経験豊富なベテランがいないと仕事がまわりませんし、男性の医療事務だっています。

若くなくても、おばさんでもおじさんでも、医療事務の仕事をするのに支障はありませんし、幅広い年齢層の人が勤務しているので、年齢がネックとなって職場になじめないなんてこともありません。

本記事では「医療事務は若い子ばかりというイメージに、不安を感じる必要はない」とことについて整理していきます。


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医療事務は若い子ばかりではない


いきなり本質ですが、医療事務は若い子が多いというのは誤ったイメージです。
医療事務の関連資格や講座のCMで、若い女性が起用されていることも影響しているのかもしれません。

実際は、むしろ活躍している医療事務さんは30代、40代やそれ以上の年齢層が多いですね。

若い頃から医療事務を経験している人もいますが、別の仕事をしてきて、改めて医療事務の関連資格を取得後、医療事務としてのキャリアを歩んでいるひとが大半です。

転職した人もいれば、結婚出産を経て子育てが落ち着いだのでパートでも、、、という人もたくさんいます。

そのため必然的に医療事務(特に女性)は30代以上が多くなるのです。

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医療事務は若い子が多いという印象の理由


とはいえ、医療事務=若い子、若い女性という印象があるのも事実です。

これには以下の3つの理由があります。


・若い医療事務さんは受付業務を担当することが多い

・顔採用の若い医療事務は確かに目立つ

・新卒で若くして医療事務になる女性が一定数いる

解説していきましょう。

若い医療事務さんは受付業務を担当することが多い


医療事務全体を見ると、若い人、若い子は比較的少ないです。
ところが、病院やクリニックの「受付担当」をしている医療事務さんに着目すると若い子が多いです。

これは、病院側としても、「顔」である受付に若い女性を配置して、少しでも華やかなイメージをもたせたいと言う意図があります。

元気で健康そうな若い子がいる病院のほうが、なんとなく病気も治りそうとか思われたりするんでしょうか。
受付といえば若い人という、古い固定観念もあるかも。

病院によっては、わざわざ「受付用」の若い子を募集して採用するところもあるくらいです。



顔採用の若い医療事務は確かに目立つ


上述のように、受付担当の医療事務を病院の「顔」と考えている病院の中には、若いだけではなく、受付担当限定で完全な顔採用の制度を取り入れているところもあります。

容姿の優れた若い女性が医療事務として受付している光景はどうしても目立つし、印象にも残りやすいものです。

その結果、実際はそうではないのに、医療事務=若い子というイメージが刷り込まれることになります。

新卒で若くして医療事務になる女性が一定数いる


医療事務は若い子はそんなに多くないよ、って書きましたが、実は一定数の「新卒で医療事務になる若い女性」というのが毎年います。

一部の短大や、専門学校では、医療事務になるための講座を提供し、卒業後には新卒の医療事務として活躍する人材を育成しているところがあるのです。

高校卒業後にこういった、短大や専門学校に進学すれば、20歳くらいで卒業し、そのまま医療事務になるケースがあるのです。

特にある程度の規模の病院だと、各学校とつながりがあり一定の採用枠があったりします。

そのため、常に新卒の若い子が医療事務をやっている光景をどこかで目にするのです。


医療事務は覚えることが多く、若い子でないと辛い?


ここまでで、医療事務は一部には若い子がいるものの、若い子ばかりというイメージは違うということが理解できたと思います。

一方で、医療事務の仕事が難しい、覚えることが多いといわれていることから、若い子じゃないと辛いんじゃないか?という不安を感じることもあるでしょう。

これに関しても、結論としては「あまり気にする必要なし」です。

確かに医療事務の仕事は専門的な知識や、聞きなれない用語を覚える必要があり、一般の事務とは別物です。

とはいえ、しかっりと勉強しつつ、実務経験をある程度積めばきちんと仕事はできるようになります。

本で勉強するなり、通信講座で勉強するなり、いくらでも方法はありますから。



難しいといっても、医師や看護師にくらべればへっちゃらですよ。

実際、多くのひとは30代、40代で医療事務の資格を取って、未経験からスタートさせていますから大丈夫。

医療事務では基本的には経験者、即戦力が優遇されますから、若いかどうかはあまり関係ないのです。


若い子のほうが医療事務は意外と続かない


もっと言うと、ぶっちゃけ、若い子のほうが医療事務の仕事が続かなかったりします。

なぜなら、医療事務の仕事って、勉強することが多くて、残業も結構ある忙しい仕事のわりにあまり給料がよくないからです。

それに、仕事内容も地味で、きらきらした仕事や楽しい仕事を希望する若い人にとっては、あまり魅力がない、退屈な仕事なのです。

医療事務系の専門学校や短大を出て、新卒で医療事務になったものの、1年くらいで辞めて、別業界に行く若い人も少なくありませんから。

ある程度世の中の仕組みや、仕事の安定性とかを考えられる大人にとって、医療事務はメリットがあるようにみえますが、若い子にとってはそうでもないのです。

それを理解している雇用主は、若い子は避けて、おちついた、社会経験豊富な人を採用することもあるでしょう。


もしも若い子ばかりの職場だったら:自分より若い子が医療事務の先輩になった場合のポイント


ただし、実際に医療事務になってみると、たまたま若い子ばかりの医療事務の職場だった!なんてこともありえます。

若い子が好きな院長の個人クリニックとかだとありえますから。

その場合、自分より若い子が医療事務の先輩になるということになります。
経験者なら大丈夫ですが、未経験とか経験が浅い場合、どうしてもわからないことは教えてもらうしかありません。

まー、これはどの業界でも同じですが。

こういった場合は、変なプライドは持たずに、教えを乞うのがポイントです。
相手は若いので、モノの言い方や態度をわきまえていないかもしれませんが、自分の方が経験が浅ければ仕方のないことです。

医療事務という仕事は、資格の取得や就業に、特別な学歴等が必要なものではありません。
そのため、大人になってからも「新人」「未経験」になりうるのです。

これはメリットでもありますが、ある程度の覚悟が必要であることを認識しておきましょう。

あとは、職場が若い医療事務ばかりだった場合、おばさん医療事務は無理してなじむ必要なしです。

変に頑張らずに、割り切って日々の業務に集中しましょう。


医療事務は若い子ばかり?おばさんだとやりずらい?という不安について【まとめ】


ということで、まとめておきますと、「医療事務は若い子ばかりなんじゃないか」という不安を抱えている人も多いですが、実際はそうではありません。

30代以降で、医療事務の資格を取得して、キャリアをスタートさせても全然OKです。

医療事務の世界では経験がものをいいますし、年配の医療事務もたくさん現場で活躍されています。

・医療事務は若い子ばかり、若い女性が多い。

・医療事務は若い人のほうが雇用されやすい。

・若くないと医療事務で雇ってもらえない。

こういったイメージは、実際の現場とはかけなはれたものだということです。

病院の「顔」として、若い女性が受付担当の医療事務として採用されていたり、目立っているケースもありますが、ごく一部のケースでしょう。

むしろ、若い人にとって医療事務は退屈な仕事で、やめていく人も多いのですから。

では。


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