医療事務の業界は人間関係が最悪という口コミや噂があります。
とくに医療事務の世界は女性が多く、職場の人間関係が気になるところですよね。
人間関係の煩わしさはかなりのストレスになりますから、仕事内容や給料と同じくらい大事な要因になります。
本記事では、医療事務の人間関係が最悪っていうのは本当?という疑問に対する解説と、人間関係が良好な医療事務の職場に巡り合うためのポイントについて整理しています。
医療事務の人間関係は最悪という悩みは本当か
医療事務は医療事務は長く働ける、勤務地を選ばない、資格が必要な専門職だから将来性もある、などなど、女性を中心に人気のある職業です。
とてもイメージがいいですね。
ところが、こんな「良い」イメージとは異なり、医療事務の職場は人間関係が最悪、職場に行くのが怖い、ストレスが原因で辞めたい、といった声も聞こえています。
結論を言うと、医療事務の職場では人間関係が良くない、悪いといったケースは非常に多いです。
まー、世の中に数ある職種の中で、医療事務だけが特別に人間関係が悪いわけではないです。
あくまで医療事務の「良いイメージ」とは裏腹に、職場の人間関係が難しい事情があるのです。
あまりにも人間関係が最悪だと、医療事務のスタッフが頻繁に入れ替わったり、新人も育ちません。
具体的には、このようなもの↓
・悪口や陰口は日常茶飯事
・良くない噂話を職場で流される
・スタッフ間でのいじめ、あからさまな不仲
・新人や物覚えの悪いスタッフに対してイライラして理不尽な説教をするお局の存在がきつい
・良くない噂話を職場で流される
・スタッフ間でのいじめ、あからさまな不仲
・新人や物覚えの悪いスタッフに対してイライラして理不尽な説教をするお局の存在がきつい
規模の大きな病院であればスタッフ数も多く、多少人間関係が悪くても大きな問題にはなりません。
しかし、小さいクリニックの医療事務で人間関係が最悪だとかなり辛いです。
クリニックや病院の経営にも影響がでますので、医療事務スタッフだけの問題でも無くなってきますよね。
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医療事務で人間関係が良好な職場に巡り合う確率を上げる方法
もちろん医療事務の職場すべてが人間関係が最悪というわけではありません。
医療事務のスタッフ間で人間関係が良好なクリニックや病院もたくさんあります。
こういった、人間関係が良好な医療事務の職場に巡り合うためのポイント、少しでも確率を上げるためにできることがあります。
以下に簡単に書いておきます。
人間関係が最悪な医療事務の職場と、良好な医療事務の職場を見分けるヒントになるはずです。
ただし、正直、医療事務の職場の人間関係は実際に働かないとわからない部分もあります。
受付の医療事務スタッフがいつも笑顔で対応してくれる感じの良いクリニックが裏では人間関係最悪ということもありますよ。
あくまで下記のポイントは目安、人間関係が最悪な職場を回避できる確率を上げるための指標ととらえてください。
個人クリニックなど規模が小さく、看護師や医師を含めた女性比率が高いと注意
女性を悪く言うつもりはありませんげ、女性ばかりの職場では人間関係は難しいことが多いです。程よく男性従業員がいる職場のほうが円滑な人間関係ができあがります。
医療事務はどうしても女性スタッフが多いのですよね。
医療事務スタッフが全員女性、看護師も全員女性、院長のみ男性とかいう状況だと職場の人間関係が悪い確率は高いです。
また、個人クリニックなどのように規模の小さい職場だと、人間関係が固定されてしまいます。
気の合わない人とでも無理に毎日会話をして、狭い空間で過ごすことになりってしまいます。
そのため、いったん関係が最悪に向かっていくと修復が不可能になってしまうのです。
総合病院など規模の大きい医療機関のほうが人間関係は良好な傾向がある
総合病院のような規模の大きい医療機関だと、人間関係がそこまで悪化するケースは少ないです。理由は従業員が多いと、必然的に「女性だけ」ということが少ないから。
そして、医療事務以外のスタッフもたくさん勤務しているため、人の出入りや多様な人間関係が出来上がるからです。
ちょっと気の合わない人同士は、程よい距離を置くことができるので、人間関係が最悪な状態になる可能性はぐっと下がります。
医療事務の求人情報からわかる人間関係が最悪なサイン
医療事務に限ったことではありませんが、忙しい、ブラックな職場では人間関係も悪くなりがちです。理由は、勤務している人にストレスがかかっているから。
人間はストレスがかかると、他人にやさしくなれませんし、弱いものを見つけてイジメが始まることもあります。
ブラックな医療事務の職場は避けましょう。
求人票や実際の面接時に得られる、求人情報からわかることとして、福利厚生の充実度や業務の忙しさ、給与体系などがあります。
例えば、「研修期間中の交通費や残業代が自腹」なんていう職場や、「あらかじめ設けられている試用期間が延長されることがよくある」職場とかはブラック体質です。
あと、医療事務のスタッフに「みなし残業制度」が積極的に取り入れらえている職場はかなり忙しと思っていいですね。
こういった職場は、医療事務スタッフがストレスにさらされている可能性が高いです。
待遇面だけではなく、人間関係の面でも避けたいところ。
医療事務の人間関係が悪くなる様々な要因
そもそも医療事務の人間関係があまりよくないのはなぜなのか?について少し触れておきます。上のほうでも書きましたが、まず、医療事務のスタッフに女性が多いということは一つの要因です。
また、医療事務のスタッフは同じ職場でも様々な雇用形態あるいは経験を経て勤務していることが多々あります。
・パート、派遣、フルタイムの正社員
・医療事務の経験値が豊富なベテランお局
・まったくの未経験で入った足手まといな新人
・別業界の事務の経験が長い新人
・専門学校や短大卒の新卒採用者
・通信講座や独学で資格を取得しただけの人
・医療事務の経験値が豊富なベテランお局
・まったくの未経験で入った足手まといな新人
・別業界の事務の経験が長い新人
・専門学校や短大卒の新卒採用者
・通信講座や独学で資格を取得しただけの人
これらのバラバラな背景をもった医療事務スタッフは、それぞれ「こうあるべき」という考え方を持っています。
たとえば、
「パートのお小遣い稼ぎを目的に、独学で関連資格を取得して未経験で医療事務になった主婦」
と、
「フルタイム正社員で30年以上の経験を持つベテランお局医療事務女性(独身)」
だと、
お互いの価値観が合うはずがありません。
医療事務と看護師、医師の人間関係が最悪なこともある
もっと言うと、人間関係が最悪と嘆いている医療事務の中には、看護師や医師と人間関係を問題としているケースもあります。
基本的に、医療従事者の中で、医療事務の立場は弱いです。
そのため小さなミスや誤解で、看護師や医師から理不尽に高圧的な態度を取られることもあるのです。
医療事務の中には「看護師さん怖い」なんて思っている人もいますよね。
非常にもったいないことですが、医療事務同士の人間関係は良好なのに、看護師や医師との人間関係が最悪ということもあります。
医療事務で人間関係が最悪!辞めたい!メンタルの保ち方
人間関係が最悪な職場に医療事務として勤務してしまった場合、どうすればいいのか。
もう辞めたい!と思ってしまうかもしれませんが、すぐに辞めれる人ばかりでもありません。
人間関係が最悪な職場で、あまり我慢すると病気になってしまいます。
メンタル面での負担できるだけ減らしたいものです。
まず、医療事務の正解は、女の世界。
だから仕方ないとある種あきらめることは重要です。
出しゃばったりせず、素直に言うことを聞いて、目立たないようにおとなしくしましょう。
人間関係が最悪な中で、うまく立ち回ろうとするとかえってストレスになります。
職場の同僚たちと仲良くなろうと思わないこと。
自分一人が頑張っても、良好な人間関係の職場変えることは不可能です。
たとえ人間関係が最悪な職場でも嫌なことばかりではないですよ。
医療事務の仕事をしていれば、専門的な知識もつくし、お給料ももらえます。
患者さんから感謝されることだってあります。
楽しいこともあるから、人間関係には目をつぶることも大事です。
気にしない。
期待しない。
人間関係の良好な医療事務の職場は存在する
割と悲観的なことばかり書いてしまいましたが、医療事務、看護師、医師などすべてのスタッフ間の仲の良い雰囲気の良い職場もたくさんあります。
ただし、そういうところは、スタッフが長く働くので欠員もでません。
だから求人の絶対数としてはどうしても少なくなってしまいます。
人間関係の良い職場に巡り合うのは簡単ではないのは確かですね。
医療事務の人間関係は最悪?良好な職場に巡り合うためのポイント【まとめ】
以上、医療事務の人間関係の現実と、少しでも人間関係の良好な職場に出会えるポイントを整理しました。
もしも、運悪く、人間関係が最悪な医療事務の職場に勤務してしまったら、あまり悲観したり、気にしたりしないことです。
無理に人間関係を良好に保たなくても良いです。
それに、医療事務は「経験者」となれば比較的、転職しやすい職種です。
だから、どうしても人間関係が最悪なら辞めるという選択肢は正解です。
できれば1年くらいは続けたほうが、再就職には有利になりますので、そのあたりの見極めをしっかりしましょう。
では。
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