新卒が配属先に不満で辞めるのは合理的でむしろ当然の選択肢だ、安心しろ

新卒配属先不満辞める

新卒で入社しても配属先に不満があれば辞める。
今どきの若者では十分あることです。

昔はそんなケースが少なかったので、我慢が足りないなんて言われたり、そう感じる人もいるかもしれませんが、むしろ合理的で当然の選択肢の一つだと思います。

もし、今、新卒で入社したものの、配属先が希望と違った、配属先で成長できるかどうか疑問等の不満がある人は、辞めるのも決しておかしなことではありませんよ。

正常な思考回路の持ち主といえます。
安心してください。

この「新卒が配属先に不満で辞める問題」について、先日以下のようなツイートをしました。


新卒者が配属先が不満で辞める問題🤔
終身雇用は崩壊済み
優秀な若者は業界や社内で生き残るための経験の積み上げを意識してます🙄

雑用ばかりの裏方業務に甘んじるのは社畜化の始まり😭
取るべき行動は
✔️異動する
✔️転職する
✔️副業で会社依存度を減らす

本記事で、この「新卒が配属先に不満で辞める問題」について掘り下げて整理していきます。


新卒が配属先に不満で辞める問題


本記事の本題であるこの「新卒が配属先に不満で辞める問題」。

日本ではごくごく最近まで、新卒で採用された会社で定年まで働くのが普通とされてきました。
昨今のように転職市場が成熟していなかったこともひとつの原因です。

また、日本人特有の義理堅い、まじめで勤勉な国民性もあって、新卒で「雇っていただいた」会社に忠誠を誓うというような思考が背景にあります。

このような事情があるため、大学や高校を卒業したての若者を、企業が好きなように各部署に配属し、何年もかけて教育していくというスタイルを、多くの日本企業はいまだに前提としています。

これは、裏を返せば新人が、入社後に配属先に不満があったり、仕事が合わないという理由で辞めるなんてことは、企業は想定していないということです。

それなりのコストをかけて採用し、入社後は黙って配属先で言うことを聞いてくれると思っていた新人が辞める。

これじゃあ、会社としては計算が狂ってしまう、これは大問題だ、人手もたりないじゃないか、というわけなんですね。

しかし、こういった減少は最近では多くなってきています。

こちらの記事も

新卒が配属先に不満で辞める合理的理由2つ


なぜ、近年、「新卒が配属先に不満で辞める」ことが増えているのでしょうか。

別に、若者が我慢に弱くなったわけではありません。

ここを勘違いしてはいけません。

よくよく理由を考えれば、新卒が配属先に不満があれば辞めるのは当然で、非常に合理的であることがわかります。

むしろ、配属先に不満があれば辞めるのは正義です。

もしも今、新卒で、配属先に不満があって「辞めたい」と思っていたらその感覚は正しいです。

甘えでもなんでもないので心配しなくていいですよ!

理由はざっくりいうと次の2つです。

・終身雇用と年功序列が崩壊しているので、新卒が不満を我慢するメリットが薄い
・新卒だからこそ不満な配属先で、不満な経験を積むのは無意味

解説していきます

終身雇用と年功序列が崩壊しているので、新卒が不満を我慢するメリットが薄い

そもそも、大昔の、新卒で入社した会社で定年まで勤務するというのは、終身雇用制度がなりたってのことです。

配属先や仕事内容に不満があっても、我慢するのは、そうすれば、「定年まで雇用が保証される」という多大な見返りがあってのことでした。

これに加えて、勤務先が与えた役割さえ黙ってこなしていれば、給料も年々あがっていくという年功序列制度のありましたからね。

しかし、この2つの制度はすでに崩壊しています。

新卒で入社した社員が、配属先に不満があたり、やりたい仕事と違った場合、我慢することのメリットが、昔と比べて圧倒的に小さいんですね。

新卒だからこそ不満な配属先で、不満な経験を積むのは無意味


終身雇用と年功序列制度が崩壊している現代において、我慢して仕事を続けることは無意味です。

これは単に、「我慢」をしなくていいといっているわけではありません。

現代の若者にとって「会社員」は茨の道です。

終身雇用に守られていない若者は定年まで自らのスキルと経験で戦っていかないといけませんよね。

仕事を通じて、必要なスキルや経験値を得て、自分の価値を高め続けないといけないのです。

新卒で入社した会社の、配属先というのはその一番最初のステップ。

そして、新卒の場合、スキルをほとんど持っていません。

つまり、新卒入社した初めの配属先で、どんな経験やスキルを身につけることができるかは非常に重要なのです。

会社員人生を左右します。

はじめの配属先が、しょうもない雑務ばかりの裏方部署だったり、尊敬できる先輩や教育制度が存在しなければ、不満に感じますし、その後の数十年間の会社員人生は不安です。

意識の高い、優秀な新卒者ほど、配属先に不満があれば辞める、というのは当然で極めて合理的な行動だといえます。


新卒が配属先に不満!辞める以外の選択肢もあるか?


新卒で配属先に不満がある場合にとれる選択肢、解決方法は3つあります。

会社を辞めて転職する

シンプルに会社を辞めます。
転職先で希望する仕事、配属先に巡り会うために行動するのです。

新卒入社後、すぐに転職となるとイメージが悪いので、じっくり活動して転職先が決まってから辞める、というのが安全ですね。

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会社に残るが異動する

会社自体には問題がなく、あくまで配属先に不満がある場合、異動願いを出して、別の部署に配属させてもらうという方法もあります。

転職よりも精神的、肉体的負担は少なくなります。

ただし、新卒が配属後にすぐ異動なんてケースは稀ですから、少なくとも1年〜数年かかってしまう可能性があります。

これだと、時間が無駄になってしまいます。

また、新卒で不人気部署に配属されている場合は、後任がきまらないためなかなか異動させてもらえません。

上記の転職活動を並行して進めるのが現実的ですね。

副業などにより、経済的・経験的会社依存度を減らす

発想を変えて、長期スパンで考えたビジネススキルを会社の業務以外でつけるという方法です。
会社の業務ではろくな経験が詰めないので、適当流してしまい、副業やサイドビジネスでスキルアップをしましょう。

何か資格取得をするのもありです。

不満のある配属先の業務なんか適当にやってりゃいいんです。

うまく行けば副収入も入ってくるので、経済的にも会社依存を減らすことができます。


新卒が配属先に不満で辞めるのは合理的でむしろ当然の選択肢だ、安心しろ【まとめ】


結局、新卒が配属先に不満で会社を辞めるのはなんらおかしいことではないと言うことです。

年功序列と終身雇用が崩壊した現代の日本では、ろくな経験もスキルも身につかない業務をやってもなんのメリットもありません。

自分がビジネスの世界で成長する経験をしたいと思うのはごくごく当たり前の発想です。

配属先に不満があるなら、1日もはやくその状況から抜け出すための行動をおこすのが合理的で賢いやり方ですよ。

会社を辞めて転職するなり、異動するなりして不満な配属先から逃げ出してしまいましょう。

いっそのこと会社依存を減らすために、副業やサイドビジネスをやってもいいですね。

まちがっても、「せっかく新卒で入ったから」なんて理由で、なんの成長にもつながらないクソみたいな仕事しかない配属先で、我慢をひたすらするなんてことは合理的ではありません。

では。



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