最近では時短勤務のシステムを導入する会社や、利用する会社員も増えてきました。
出産を経て、小さなこどもがいる方や、親の介護、自身の体調に問題を抱えている人たちにとってはありがたい制度です。
一方で、時短勤務になったものの、仕事が終わらない、多すぎる、こなせないという悩みを抱える人も多いようです。
時短勤務だと労働時間が減ったり、残業から開放された働き方となるのですが、当然、仕事量そのものが減らないと意味がないですよね。
労働時間と仕事量の調整がうまくいっていないということです。
本記事では、時短勤務で仕事が終わらない、多すぎる、こなせない、の解決方法と考慮すべきポイントについて書いています
仕事が「多すぎる」、「こなせない」、「終わらない」時短勤務者の悩み
時短勤務の制度は素晴らしいものです。
欧米では一般的ですが、日本でも少し前から導入されています。
簡単にいうと、仕事にかける時間減らして、自身のリソースを仕事以外に使えるようになる仕組みです。
昔なら、何らかの事情によって一日八時間働けない状況になってしまうと、会社を辞めないといけませんでした。
時短勤務の制度を使えれば、労働時間を短くして、会社にとどまることができます。
その分給与は少し減りますが、自身のキャリアを継続することができます。
しかし一方で、時短勤務によって労働時間は減ったものの、仕事量がそれほど減っていない。
その結果、結局仕事が終わらない、多すぎる、こなせないといった事例、悩みも出てきています。
時短勤務者だと、基本的には残業ができない・気を使って申告しないことも少なくありません。
最悪の場合、見かけ上は時短勤務、実態はサービス残業だらけで、仕事量は変わらず休廊だけ減る、なんてことになっています
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時短勤務で仕事が「多すぎる」、「こなせない」、「終わらない」ときの解決方法はだた一つ
時短勤務をしているのにもかかわらず、仕事が終わらないのです。
なぜ終わらないのか。
限られた時間でこなせないから。
なぜこなせないのか。
それは、限られた勤務時間に対して、仕事が多すぎるからにほかなりません。
だから、時短勤務で仕事が「多すぎる」、「こなせない」、「終わらない」ときの解決方法はだた一つ。
「できない量の仕事はやらない」
これに尽きます。
時短勤務で仕事が終わらない人が意識すべきポイント
時短勤務者で仕事が終わらないことに苦しんでいる人は「できない量の仕事はやらない」ことが解決方法だと書きました。
そんなのたり前だろうがと言われそうですが、なかんか実践するのは簡単ではありまえん。
心理的なハードルが高いのです。
しかしそのハードルは超えなければなりません。
ここからは、時短勤務で仕事が終わらない人が意識するべきポイントを書いていきますね。
時短勤務は「仕事の効率アップで対処」は無理ゲーだと認識しよう
時短勤務で仕事が終わらないのは、仕事のやりかたや効率が悪いからではありません。
時短勤務にしたからといって、同じ人間が、急に非効率な人間に変わるわけないですからね。
そもそも、時短勤務OKだけど、仕事の量は変わらないから、効率で補ってね。なんて無茶振りもいいところ。
無理ゲーです。
そんなことできるなら、時短勤務じゃなくてもはじめからやっとるわ。
自分は時短勤務だからと、後ろめたく感じて昼休みとらないとかもってのほかですし。
時短勤務者で仕事が終わらないなら「明日できる仕事は今日しない」を心がける
時短勤務者で仕事が終わらない状態で苦しんでいる人に「できない量の仕事はやらない」ことを提案しても、なかなか実践できないことがあります。責任感の強い、真面目な人とかそうですよね。
そんな人はまず、「明日できる仕事は今日しない」ことを心がけてください。
幼少期に勉強などで「今日できることは明日に伸ばすな」なんて言われて育った人がいるかもしれませんが、その逆をいくのです。
「明日できる仕事は今日しない」を実践すると、何がおこるか簡単に説明します。
まず、今日の仕事は、どうしても今日やらないといけないものだけになるので、早く帰れます。
そして、明日は、明日中にやらないといけない、優先順位の高い仕事があるので、新しい仕事を振られません。
もし振られたら、「本日中にやらないといけないことがあるので」と、堂々と断れます。
しばらく経つと、すっかり「納期の近い仕事をたくさん毎日抱えている、時短勤務の人」という立ち位置を確立できるようになります。
こうなると仕事が過剰にまわってこなくなる、いいサイクルに突入です。
時短勤務人生がイージーになります。
仕事はできる人に集まるものではない
仕事があまり回ってこないようになっても大丈夫?と不安になる人もいそうですが、大丈夫です。よく「仕事はできる人に集まる」「忙しいのは頼られている証拠」なんて言われますよね。
でも、こんなものは、仕事をさせるための方便ですから。
仕事が集まって忙しくなるのは
・仕事を頼みやすい人
・多忙でもあまり嫌な顔をしないひと
です。
このタイプの人には、膨大な量の業務や、対して評価につながらない雑用的な仕事が集まってきます。
断らないから。
結果、安い給料で、たくさん仕事をしてくれる、会社にとって都合のいい人材となります。
無理して多忙になるのは、「自分の安売り」に他ならない
時短勤務に限った話ではないですが、無理してまで、たくさんの業務を引き受けて多忙になるのは、ただの「自分の安売り」です。評価につながらない(将来の昇格・昇給につながらない)仕事ばかりやったり、サービス残業なんてまさにそう。
会社からは、安くて、ボリュームのある牛丼チェーン的な扱いをうけてしまいます。
最終的には、多忙によりいつかミスでもやらかして「仕事のできないやつ」になってしまいます。
それを横目に、本当に優秀な人は、「評価につながる仕事」を「適量」引き受けて、「丁寧で、高品質な」結果を出します。
時短勤務してるのは「自分や家族」のため。仕事は「他人」のため
そもそも、「時短勤務」をする理由はなんですか。多くは、小さい子供や家族の介護といった「事情」があってのことでしょう。
自分や家族のためです。
かたや、仕事はどうですか。
もちろん仕事は誰かのためになりますし、時短勤務にもかかわらず、たくさんの仕事を抱えて貢献すれば、感謝もされるでしょう。
自身の承認欲求にもつながります。
でも、所詮、仕事は「他人のため」につながります。
自分(や家族)のために「時短勤務」を選んだなら、割り切るべきなんです。
会社、仕事や他人なんか、突き詰めたらどうでもいいんですから。
時短勤務で仕事が終わらない、多すぎる、こなせない、の唯一の解決方法【まとめ】
まとめすと、仕事が終わらない、多すぎる、こなせないという悩みを持った時短勤務者が現状を打破するには、「できない量の仕事はやらない」の一択です。
仕事の効率化なんて考えなくていいし、そんなん急に無理ですよ。
今日やらないと行けない仕事だけ、済ませてさっさと帰りましょう。
できる人には仕事が集まるなんて嘘ですから。
仕事が自分に集まってこないような環境をつくりましょう。
仕事なんかいくらやってもどうせ、他人や会社が喜ぶだけ。
家族や自分のために時短勤務を選んだんだから、徹底して会社や仕事の優先順位は下げたらいいのです。
では。
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