職場で孤立してしまったり、いわゆる「ぼっち」になってしまうことを、必要以上に恐れていませんか。
確かに元々人間は群れる動物なので、誰かと一緒にいないと不安になってしまうかもしれません。
自分の考えにある程度賛同してくれる人や、同じ価値観を共有できる人をできるだけ周りに置いておくほうが、心理的に楽に思えるからです。
特に職場のような、周りの人達と協力したり助けられたりして活動を行う場では、男女問わず、一定数の仲間がいる方が心強いと感じるでしょう。
しかし一方で、職場では孤立、つまり「ぼっち」であるほうが、かえって楽なこともあるという側面もあります。
本記事では、職場において孤立、ぼっちである方が楽であること、メリットがあるよということについて書いています。
また、男女それぞれについて職場で孤立することが、総合的にメリットになるか、あるいはデメリットになるかの、分岐となるポイントについて整理しています。
職場で孤立、ぼっちでも問題ないの?
職場で孤立してしまった場合、あるいは孤立している人を目撃した時に、これでいいの?大丈夫なの?と不安になることがあるでしょう。
結論を言ってしまうと普通の職場では、別に孤立したりぼっちになったとしても大丈夫です。
極度の寂しがり屋なら別ですが、むしろ人間関係が楽になって、人生の質が良くなることもあります。
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職場で孤立、ぼっちになっても問題ない理由とメリット
職場で孤立したりぼっちになることを恐れている人も多いと思いますが、はっきり言って全く問題ありません。
理由を以下に挙げていきますが。孤立したからといっていじめられるわけでもありません。
仕事で不利益を被るなんてことも本当はないんです。
職場で孤立してぼっちになっても仕事と給料はもらえる
クソ田舎の人間関係で仕事を紹介したり、報酬が決まったりするような会社は例外とします。それ以外の「普通の会社」では、職場の人間と仲が良かろうが孤立していようが、同じように仕事とそれに応じた給料が支払われます。
これは考えてみれば当たり前で、会社は従業員を雇用していることで、自動的にそれなりのコストを常に支払い続けているわけです。
それだったら一定量の業務をしっかり与えて、会社の業績に貢献してもらおうと考えるのはごく自然なことです。
職場で孤立してぼっちになっても、業務上必要なサポートは受けられる
たとえ会社で孤立していても、一定量の業務をきちんと与えられる以上、会社は従業員にサポートを提供します。会社としては成果を最大化して、利益を上げたいからです。
たとえ孤立している従業員であっても、納期に間に合いそうになかったりすれば、他の従業員をサポートにつけるのが健全な会社でしょう。
だから、職場で孤立していたりぼっちになっていたとしても、困った時に助けてもらえないかもと、不安になる必要はありません。
例外的に、一部のブラック企業や、リストラや退職勧奨をするために、会社が意図的に従業員を孤立化させているのであれば状況は異なります。
この場合は注意してください。
いじめの結果、孤立することはあっても、孤立の結果いじめられることはほとんどない。
職場だけではなく学校でもそうですが、集団においていじめというものは必ず一定の確率で発生します。職場でいじめられたくないから、なるべく皆と仲良くすると考えている人も多いですが、実はこれは逆です。
孤立している「ぼっち」だと、いじめの標的にされてしまうというのも間違いです。
いじめられた結果、集団から弾かれ孤立したり、「ぼっち」になるということはあります。
けれど、孤立していた結果、いじめの標的にされるということはほとんどないのです。
というのも、いじめというものは本来人間関係のあるところで発生します。
初めから孤立している、ぼっちであるという状態であれば、周囲の人間との人間関係を構築しません。
または、希薄な人間関係しか持てません。
そんな状況であれば、そもそもいじめには発展しないのです。
ほとんど絡んだこともない、話したこともない人間を激しくいじめるいじめっ子なんか、そうそういないでしょう。
職場で孤立していたり、ぼっちであっても、いじめられるかもしれない、なんて気にすることはないのです。
職場では孤立していた方が自分のペースで活動できるし、いいたいことも言えるから楽。
職場で下手に良好な人間関係を作ってしまって一番困るのは、仕事において自分のペースで活動できなかったり、言いたいことが言えなくなるということではないでしょうか。これは職場で良好な人間関係を築いている相手が、明らかなミスをしたり、間違った判断をしようとしている時にすごく大きな足かせになります。
言うべきことを言えなかったり、かけるべきプレッシャーをかけられなくなってしまいます。
そして、結果的に自分の仕事に還ってきて、自身のパフォーマンスを低下させることにつながるのです。
下手な人間関係さえ作っていなければ、こういう事態が起こらなくて、とても楽な気持ちで日々仕事をすることができます。
職場でプライベートなことを一切話さなくていいし、干渉もされないから楽
最近では、職場のイベントに一切参加しないドライな若者増えているといいます。
年配の方たちにはわかりづらいと思いますが、彼らがそういった行動をする最大の理由は、職場での人間関係が煩わしいということなんですよね。
職場は仕事をする場所と割り切って、人間関係を含めてプライベートとは完全に切り離すということをしてみると確かにとても楽になります。
私も新卒で入社して働いた会社では、同期や会社の先輩との付き合いで食事に行ったり、休日に遊んだりしていました。
転職を機にそういったことを一切止め、なるべく社内の人間とプライベートで関わらないようにしてみたところ、はっきり言って超楽です。
会社で仕事をしている以外の時間を、全て自分の好きなように使える、というのはかなりの解放感ですよ。
職場でグループを作って馴れ合いで仕事をしている奴らが馬鹿に見えてくる。
職場の人たちと一定の距離を置いて、ドライな人間関係を構築すると、不思議なもので、あまり周りからのサポートを受けなくとも、一人でどんどん仕事ができるようになっていきます。会議では、筋の通った言いたいことをはっきりと言えるようになります。
変に味方がいないので、よく考えて、調べた上で確信のあることを、自信を持って発言できるようにもなります。
そうなってくると、職場で仲間をたくさん作っている人たちの中に、馴れ合いで、ミスや失敗を隠して、傷を舐めあって仕事をしている人たちがいることに気付きます。
そういう働き方をしている人たちが、馬鹿に見えてきます。
不用意に職場で仲間を作ると、自分の成果や成長にマイナスになるということがはっきりと実感できてくるのです。
職場で孤立、ぼっちになった場合のデメリット
一方で、職場でもしも孤立してしまったり、ぼっちになってしまった場合のデメリットも当然あります。
人によって感じる程度は様々ですが、単純に寂しいという点でしょうか。
職場で孤立してしまうと、みんながワイワイと楽しく雑談しているところにも入りにくいです。
飲み会やイベントがあった時にも、一緒に盛り上がることができません。
自分がプライベートで困ったことや、面白い出来事があった時も、職場の人に話をすることはできません。
こういう状況だと、例え職場に好みの異性が入ってきても、なかなかお近づきになることは難しいでしょう。
ざっくりと、職場の人間関係をポジティブに楽しむということができなくなるのです。
人によってはこれが、最大のデメリットになってしまいます。
女性の場合のポイントは孤独感を感じるかどうか。
女性の場合、職場で孤立・ぼっちの方が楽に感じることができるかどうかを決めるポイントは、「強い孤独感」を感じるかどうかです。
女性という生き物は体力的に男性より劣るため、同じ女性同士で群れを作って、お互いに助け合いながら共存していくことが本能に刷り込まれています。
そのため、どの場所に行っても、女性は高いコミュニケーション能力を発揮して味方や仲間を作り、孤独を回避しようとする人が多いです。
この本能によって、特に女性の中には、孤立することやぼっちになることで、強いストレスを感じることも人もいるでしょう。
こういったタイプの人は、職場で孤立することによって得られるメリットよりも、デメリットの方が大きく出てしまいます。
本当は、孤独でみんなに溶け込みたいのに、人付き合いが苦手で馴染めない、あるいは波長の合う人がいない、と悩みを抱えることになります。
男性の場合のポイントは職場以外に居場所があるかどうか。
女性と異なり男性の場合、周囲の人たちと必ずしも群れを作って集団行動をしなければならないという要素は少ないように思います。
職場にいる1日、数時間程度の間であれば、周りの人から孤立してぼっちであったとしても特に気にならない人も多いということです。
気にならないため、孤立していても特に職場にいる間にはストレスを感じませんし、仕事がスムーズに進むので楽だと感じる人も多いのではないでしょうか。
職場では孤立して黙々と仕事をするものだ、と割り切った思考に至りやすいのが男性です。
ただし一方で、日常生活における全ての場面で、孤立している、ぼっちであることがストレスにならないかと言えばそうではありません。
男性の場合は、職場で孤立していても平気であることの前提として、「職場以外」にきちんと居場所がある、ということがポイントになります。
1日の一部の時間は孤独に作業できても、やはり、どこかの集団の中に所属して受け入れられている、そして帰る場所があるという安心感を必要とします。
例えば、家庭を持っていて、子供や奥様との関係が良好できちんとそこに居場所がある。
あるいは、趣味でやっているサークルや、何らかの団体に所属していて、良好な人間関係を築いていて受け入れられている等です。
逆に、家庭が円満でなく居場所がなかったり、独身であって、サークル等の社外での活動を一切していない場合、どうしても職場の人間関係や仕事に没頭、依存してしまうことになります。
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