親が貧乏だとその子供の人生は終了、もうどうにもできないそんな風に言う人がいます。
親が貧乏だとまともな教育を受けられない、そのため学歴社会の日本では大人になっても給料のいい仕事に就けない。
結果子供も再び貧乏になると。
いわゆる貧乏のスパイラルに入ってしまうというのです。
しかし、この親が貧乏だと人生終了って主張はただのクソです。
貧乏人が夢を見るな、現実を見ろといいたい。
本記事では、親が貧乏だと人生終了と言っている人たちの主張とそれに対する反論をまとめて整理しています。
また親が貧乏で人生が終了、という状態から抜け出すための考え方・対策について書いていきます。
親が貧乏だと人生終了と主張したい気持ちはわかる
確かに親が貧乏だと人生が終了だと言ってる人たちの主張にはある程度の理解はできますし、的を得ている部分もあります。
私も母子家庭の出身で家は貧乏でしたから、どんな状況に置かれていて、何を思い、何を感じるかを知っています。
少なくとも親が貧乏であることは、人生にとってプラスになる部分はほとんどありません。
親が裕福な家庭の子供の方がはるかに人生はイージーですし、充実したものになるでしょう。
親が貧乏な人生を歩まないといけない人は、以下に述べるような様々な困難が待ち受けています。
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親が貧乏な人生に待ち受ける困難
親が貧乏だとまともな高等教育を受けられないから人生終了
親が貧乏な人生を経験している人の多くは、大学以上の高等教育を受けているケースが圧倒的に少ないです。大学院以上の高等教育ともなれば、ほとんどの人は中流以上の裕福な家庭の出身者ばかりです。
私の経験でも、片親や貧乏な家庭出身の同級生は、高校から大学に進学するとともに激減しました。
高等教育を受けれないことは、間違いなく、人生を困難なものに変えます。
近年では是正されつつあるとはいえ未だに日本は学歴重視社会だから。
高等教育を受ければ、それだけ給料の良い職にありつける可能性が高くなります。
これは確実。
反対に高等教育を受けていない低学歴の人材には、低賃金であったり危険な労働しか割り当てられません。
この点において、親が貧乏であれば高等な教育を受ける機会はなく将来低賃金なあまり割りの良くない仕事をすることになり、最終的には人生が終了というわけです。
運が悪いと、社会の底辺で死ぬまで日陰の人生を生きることになります。
親が貧乏だと子供の学費どころか生活費も工面できない
親が貧乏だと高等教育を受けれないのは、子供の学費を出す余裕がない、というのが主な理由でしょう。人によっては、教育費用を出してもらうどころか、中学卒業時点で親に働くことを求められます。
親が貧乏だと、子供が成人するまでの生活費も工面できないのです。
低賃金の仕事で家計を支えていかなければならないということもあります。
親が貧乏な人生だと子供は学習意欲を持てない
また、親が貧乏な人生だと、子供は学習意欲を持てないことがよくあります。親としても将来子供が大学に行きたいなどと申し出たら困るので、勉強なんかしても無駄とか、お前は頭が悪いから早く働いた方がいい、なんていうことを言います。
低学歴で、負け犬の思考を、子供の頃から植え付けようとすることもあります。
また貧乏な親は、同じように貧乏な家庭が多いコミュニティで生活をする傾向があります。
そんなコミュニティの中で生活をする子供が、「一生懸命勉強して、大学以上の高等教育を受ける」という人生を想像できるはずもありません。
勉強して、学歴があれば、将来いい仕事につけて、中流以上に浮上できるという発想が持てないのです。
そもそも子供にとって勉強をするというのは苦痛なことです。
遊んでたり、スポーツしてたりする方が楽に決まっていますよね。
親や周りが、一生懸命勉強して高等な教育を受けることを促さない限り、子供が高い学習意欲を持つことはないのです。
実際私も子供の頃、周りには貧乏な家庭ばかりのコミュニティーで生活をしていました。
それらの貧乏な家の子供達は、ほとんど学習欲はなくまともな教育を受けてなどいません。
当然、当大人になっても貧乏なままです。
私は運よく、「学歴さえあれば、中流以上に浮上できる」ことに気づくことができました。
これは稀なことだと思います。
親が貧乏な人生では病院にも行けないこともある
基本的に貧乏な家庭にとって大怪我や、大病は非常に深刻な問題となります。
なぜなら病院にかかって大きな出費が出てしまうと、生活の余裕が一気になくなるからです。
日本人は健康保険が使えるため、医療費はごくわずかな自己負担で済みます。
でも親が貧乏だとその国わずかな自己負担の医療費すらも大金なのです。
これは中流以上の生活しか知らないひとには想像できないでしょうね。
例え、文章で「そういう人がいる」ことを知って言ても、決して理解はできない世界です。
親が貧乏な家庭では、少しぐらい体調が悪い程度では病院にかかろうとはしませんし、骨折などの大けがを子供がした場合、親はその現実から目を背けようとします。
私も一度骨折をしたことがあります。
大きく腫れ上がって普通の打撲でないことは明らかだったのですが、なかなか親はその現実を受け入れようとしませんでした。
一生懸命親を説得して、ようやく病院に行かせてもらいました。
親が貧乏な人生だと部活にも入れない
親が貧乏な人生では、普通の子供達のように学生生活を楽しむ権利がありません。上述のように、親が貧乏だと学習意欲があまりわきません。
せめてスポーツでも一生懸命やりたいところですが、中学や高校で部活にのめり込めるかというとそうでもないのです。
中学や高校の部活って意外とお金がかかるんです。
特に体育系の部活だと、部費に加えて、ユニフォーム、合宿費用、遠征試合の費用などがかかります。
そんな大金を、貧乏な親が負担できるわけありません。
子供はそれが理解できるので、無理をいって部活に入りたいなどどいわない場合も多々あります。
親が貧乏な人生では部活さえも楽しむことができないのです。
中流以上の家庭のお子さん達は、そんな現実を想像すらできません。
悪気なく「何でお前部活やんないの?」みたいなことを聞いてきたりします。
部活やってる方が偉い、みたいな風潮のある学校とかだと最悪です。
親が貧乏な人生だと服も買えない。ダサい。
中学高校となると、みんなファッションや流行に興味を持ち出し自分で服を買ってオシャレを楽しみだします。しかし親が貧乏な人生では、これら流行に合わせて服を購入するという金銭的な余裕がありません。
毎月一定額のお小遣いをもらうという習慣すら、導入されていないことだってあります。
結果、親族のおさがりとか、ホームセンターのワゴンで販売されている低価格衣類しか手に入りません。
ユニクロやGUなんかは、親が貧乏な人生においては高級品です。
周りの友人たちはそんな事情を知りませんから、単にダサい奴と思われて終了です。
親が貧乏な人生にはディズニーランド=夢の国なんか登場しない
親が貧乏な人生において、家族で旅行やレジャーに行くなんてことは奇跡的なことです。友人が海外やディズニーランドに行った、なんて話を聞いてもまったく現実味を感じることができません。
ディズニーランドは夢の国といわれますが、貧乏人には手が届かない夢です。
私も実際子供の頃、家族で旅行に行った記憶などありません。
外食も年に一度、チェーン店などで食事をすればいいほうでした。
大人になって家庭を持って子供が生まれてから、外食や旅行に行きます。
妻にとってはごく普通の家庭における外食や旅行の頻度のようですが、私にとっては驚きの連続です。
実家が貧乏だと結婚もできない。
親が貧乏な人生では結婚するハードルが一気に上がります。日本において結婚は、男女二人竹の間の問題ではありません。
必ずその親が関与してきます。
なぜなら家が裕福であれば結婚後の新生活や子供が生まれた後のサポートなどをしてくれるからです。
一方で貧乏な親を抱えた人生では、むしろ生涯にわたって親をサポートしなければならなくなります。
親が貧乏な人にとって相手が中流以上の家庭だと、自分がよほど良い職業についていないと躊躇してしまいます。
かと言って、同じように貧乏な親を持つ相手と結婚しようもんならそれこそ人生終了です。
二人分の貧乏な両親や親戚のケアが必要になるから。
はっきり言って貧乏な親は人生のお荷物にしかなりません。
そして社会にとってもお荷物ですね。
マジでそう思います。
これを中流やお金持ち出身の人間が言うと腹立ちますが、貧乏出身者には言う権利があるでしょう。
クソみたいな経験してますからね(私も現在進行中)。
親が貧乏な人生では恋愛も楽しめない。
親が貧乏な人生では結婚だけではなく、なんなら恋愛もまともにできません。たとえ恋人になったとしても自分や親が貧乏であると知られたくないですし、それが原因で振られたりすると相当辛いからです。
それに一緒にデートを楽しむお金もありません。
家もぼろいし狭いので、自宅デートも不可。
たとえそこそこイケメンでも、恋愛市場では弱者転落です。
私も大学生時代は、恋人を家に招くことは決してありませんでした。
中学、高校時代にも、女性から告白されたことはありますが、恋愛に興味がないふりをしていつも断っていました。
母子家庭の貧乏はさらに辛い
親が貧乏な人生に加えて、それが母子家庭であると更に状況は辛くなります。最近では母子家庭も珍しくなくなりましたが、それでも父親がいないという人生は結構な精神的な負担になります。
子供は残酷ですから、父親がいないと知られるとおかしな目で見られたり、興味本位で色々聞かれたりするからです。
友人の親からも可哀想な子として扱われているのも感じてしまいます。
親が貧乏な人生だと心が荒むから、貧乏育ちは性格が悪い。そして嫌われる
はっきり言うと親が貧乏な人生では心がすさみます。親が貧乏な人生後生きていくと、上述したような様々なハンディキャップを背負っているから当然と言えば当然ですよね。
また、貧乏な環境で頑張って努力すればするほど、自分に厳しくなります。
それと同時に不思議なもので、他人にも厳しくなります。
結果、貧乏育ちは性格が悪いことが多いです。
これは、運良く大人になって中流以上に浮上できても治りません。
私も性格が悪いです。
気を抜くとこの性格がでます。
職場や大切な友人の前では必死で猫をかぶります。
貧乏に起因するゆがんだ性格のせいで、人や仕事が離れていくこともあるでしょう。
こじらせてる貧乏出身者の中には、それで人生終了、というレベルまで至っているケースもあるはずです。
親が貧乏な人生だったから性格が悪くても仕方ないよね、なんて受け入れてくれる環境は地球上のどこにもないんです。
性格が悪い、心が荒んでいる貧乏人は嫌われるだけです。
親が貧乏だと人生はつまらない
結局、親が貧乏だと人生はつまらないものになります。
それは間違いありません。
よく逆境で精神が鍛えられるとか、辛い経験が後々役に立つなんて綺麗事を言う人がいますが、そんなことはありません。
中流以上あるいは裕福な家庭で育った方が幸せで、高い教育を受けられ、人格的にも素晴らしい人間になる可能性が高いに決まっています。
親が貧乏だと、よほどの努力や幸運に恵まれない限り人生終了というのはあながち間違いでもないのです。
親が貧乏だと、中途半端な努力をしても報われませんから。
親が人生だと人生終了と思っている人が考えるべきポイント
上記のように、親が貧乏だと人生は激しく困難なものになります。
多くのハンディキャップを目の当たりにして、あきらめれば人生終了です。
もちろん、それでもいいよという人はどうぞ好きにしたらいいでしょう。
しかし、不平不満を垂れ流して生きてる人間や、人生終了して自暴自棄になって犯罪を犯すのは迷惑です。
だから、考えをあらためましょう。
先に結論をいうと、「親が人生だと人生終了」っていう考えはクソです。
そう思ったらそれこそ人生終了ですわ。
貧乏人は夢を見るべきではない。現実を見よう。
親が貧乏な人生をいきていると、自分も裕福な家庭出身だったらなあ、とか、いつかお金もちになれたらなあ、なんて夢を見てしまいます。
私も子供の頃にはそう思っていました。
いつか家族で大きなお家に住めたら、なんて姉、母と話してみたり。
でも、親が貧乏なのに、急にお金持ちになったりするはずないですよね。
ある朝起きたら、裕福な家庭の子だった、なんてありえない話です。
はっきり言って、そんな夢見てもしかたありません。
特に貧乏人はね。
悲しくなるだけだから。
親が貧乏で、そんなクソみたいな人生を終了させるためには、「現実」を見ないといけません。
夢見るヒマ有るなら現実を受け止め、人生終了しないためのリアリティのある対策を行いましょう。
親が貧乏な人生を生きるにあたり見るべき現実とは
親が貧乏だと人生終了ってのはクソです。親が貧乏なだけでは人生は終了しません。
最終的に人生終了だと幕引きしてるのは自分自身だと気づきましょう。
親が貧乏でも大学に行けるという現実
親が貧乏だと大学に行けないと嘆いている人がいますが、世の中には奨学金というものがあります。大学の学費も国公立大学ならわずかですし、収入が少なければ、その学費も免除されます。
塾や予備校なんか通わなくても、一生懸命勉強すれば並の国公立大学に合格できます。
もちろん裕福な家庭のほうが有利です。
でも親が貧乏でも大学に行けるという現実が日本には存在することを知るべきです。
奨学金という借金を苦にしている若者たちが、最近メディアに登場しています。
しかしあんなもんはクソです。
よほど運が悪いか、借金背負って勉強する覚悟と意識が欠如していた例です。
まだまだ、少数派です。
そんなものを恐れて、学習意欲を失うほうがよほど危険だと理解しましょう。
学習意欲を失うかどうかは自分次第。
多くの人は勉強なんか嫌いです。- 親が貧乏だから大学に行けない。
- 働いて貧乏な親を養わなければならない。
- 学費で親に負担をかけられない。
そんなふうに言えば、周りは同情してくれます。
勉強しろと強いてくるひとはいなくなるでしょう。
良かったですね。
勉強しなくていい免罪符です。
そうやって、自分で学習意欲を失ってドロップアウトしていった仲間が沢山います。
自ら人生終了させているだけです。
親以外の大人が正しい事を教えてくれるという現実
貧乏な親はたいていモノを知りません。貧乏でも努力すれば中流に浮上できることを教えてくれません。
尊敬に値しない親であることもしばしばです。
そんな環境で育つと、大人=尊敬できないと感じてしまいますが、それは誤りです。
親以外の大人の声に素直に耳を傾けましょう。
イロイロ不祥事もありますが、学校の教師はそれなりにマトモです。
勉強も教えてくれるし、お金をかけずに大学に行く方法も教えてくれます。
奨学金の手配も手伝ってくれました。
貧乏な親は人生のお荷物になるという現実
上でも書きましたが、貧乏な親はお荷物です。自分の人生を守るためには切り離すことも必要です。
貧乏なのは自己責任という言葉があります。
貧乏な親のせいで自分だけでなく、子供も貧乏になったらこまりますよね。
そうなったら、あなたが子供から見限られるかもしれません。
子供と親、どちらが大切ですか?
「どちらも大事」なんて綺麗ごと・わがままはお金持ちしかかなわないことを知りましょう。
私は子供の方が大事です。圧倒的にね。
だから、親に恨まれてもかまいません。
子供と自分のために、私が十字架を背負っていきます。
それで、貧乏のスパイラルを終わらせます。
冷たいかもしれませんが、元々貧乏な親です。
その親が死ぬまで貧乏なだけですよ。
仮に、晩年だけ、子供の援助を受けて少しだけいい暮らしをしたところで何になるでしょう。
何もわからないやつが「親を大事にしろ」っていってきますが、ただの金持ちの戯言です。
親が貧乏だと人生終了って主張はただのクソ。貧乏人が夢を見るな、現実を見ろ。:まとめ
まとめますと、親が貧乏だと人生終了ってことはないよってことです。
そんな主張はただのクソ。
親が貧乏なせいで人生終了してるやつって、結局自分で諦めて、勝手に貧乏なままの人生を歩んでるだけです。
裕福な家庭の子供のほんの数倍でも努力すれば、貧乏から中流以上に浮上することができますよ。
それが日本という社会です。
現実を見ましょう。
親が貧乏だから努力しても無駄、なんてサボるための口実でしかありません。
では。
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