大学生が在学中に学生結婚、妊娠、出産と聞くと、あまりいいイメージを持たない人が多いとおもいます。
でも医学部では、意外と在学中の妊娠、出産や学生結婚があります。
個人的にもありだと思いますし、むしろもっと推奨されるべきです。
本記事では、医学部学生が在学中にどんどん学生結婚、妊娠、出産すべき理由について書いて力説しています。
大学生の妊娠、出産、学生結婚は駄目なのか?
学生はまだ半人前、所帯をもつのは社会人になって独り立ちしてから。
そんな考えが日本社会では根深いです。
そのため、在学中に妊娠してしまい、学生結婚することになりました…なんていうと「お前なにやってんだよ」って如かられそうです。
ご両親も心配されるでしょう。
私も「普通の」学部にいる大学生についてはこの意見、考え方に賛成です。
というのも、学生結婚や妊娠、出産というライフイベントが大学4年間の仲で発生すると、おそらく1年か2年の留年がともないます。
これは卒業後の就職先の観点から大きなマイナスになります。
タイミングによっては就職活動を満足に行えないこともありえます。
日本の会社は新卒&できるだけ若い人が有利なのが現状ですから。
せっかく一流大学を出ても、学生結婚のせいで三流企業のサラリーマンなんて最悪ですから。
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医学部在学中の妊娠、出産、学生結婚は別格。
普通の学生が、在学中に妊娠した、相手を妊娠させた、となると、まるで不真面目な学生、遊んでばかりで勉強しない学生とレッテルを貼られかねなせん。
でも医学部在学中の学生は別格、別扱いでいいと私は言いたい。
実際、医学部では在学中に学生結婚したり、妊娠と出産を済ませてから医師になる人たちもいます。
医学部って真面目で優秀な学生が多いし、彼らは別に「不真面目な学生、遊んでばかりで勉強しない学生」とは限りません。
医学部学生が在学中に妊娠、出産、学生結婚をすることに大きなメリットがあるのです。
医学部在学中の妊娠、出産、学生結婚がお勧めな理由:医者になるまで長いじゃん
「よし、医師・医者になるぞ」と決心した若者がいるとします。
15歳くらいとしましょうか。
彼が、最終的に医師になるには、高校生活3年間、大学生活6年間、初期臨床研修2年間(義務)、さらに後期臨床研修3~4年(任意)の計14年が最低でもかかります。
一人前になるには29歳です。
これに浪人や留年を加えると30代前半は、ほぼ「医師・医者」として一人前になる期間として費やされてしまいます。
医者の場合、一人前になるまでに長いんです。
「所帯をもつのは社会人になって独り立ちしてから。」なんて言ってたら、もう30代半ばになってしまいます!
これじゃあ、結婚、妊娠、出産のライフイベントが計画的にできません!
医者に限っては、医学部在学中の学生であっても、妊娠、出産、結婚といったイベントを積極的に経験してもいいでしょうが!
医学部在学中の妊娠、出産、学生結婚がお勧めな理由:就職に影響が無い
医学部の場合、卒業後はぼぼ確実に医者・医師になります。
一部の人は、医学研究者になるかもしれませんし、ごくまれに製薬会社に勤務する医師免許取得者もいます。
でも、一般的には、医師になります。
そして医師の場合、上述した「卒業後の就職先の観点からみたマイナス面」が無いのです。
現在では都心の一部の病院を除いて、全国的な医師不足です。
高齢化も進むばかりですから、この傾向は今後十数年は解消されないでしょう。
留年しようが、浪人しようが、最終的な医師として就職先・働き口にはたいして影響がないということです。
医学部在学中の妊娠、出産、学生結婚がお勧めな理由:医者にはゆっくりなれば良い
医学部といえど、出来ればストレートで卒業したい。
一日でも早く医者になりたい!
そう思っているひともいることでしょう。
それはそれで、いいんですが。
でもあとで後悔しないでくださいね。
結婚、出産、妊娠は、やはり若いうちに経験したほうが後々の人生が豊かになることがあります。
医師・医者になるのが数年おくれたところで、人生トータルで考えたらたいして影響ない…なんてこともありますよ。
医学部に入学さえすれば、(大学を中退や退学にならない限り)医師免許はとれますよ。
医者にはゆっくりなればいい、そんな考え方も頭の片隅にいれましょう。
医学部在学中の妊娠、出産、学生結婚がお勧めな理由:女医の産休時期のピークをずらせる
女性が医師として活躍する場面も増えてきました。
昔とくらべて、女性の医師が出産や育児のために、産休・育休をとりやすくなりつつあります。
一方で問題も残されているようです。
実は、女性の出産時期が、医師になって数年くらい(年齢にすると30代中ごろから後半くらいまで)に集中するそうです。
医学部出身者であれば、まだ学生である20代や、卒業直後の30代前半での出産は、普通の女性よりも難しいのでしょう。
これくらいの年齢だと、医師としてバリバリ活躍してほしい年齢でもありますし、職場に同じくらいの年齢の女性医師がいると、一気に産休・育休に入ってしまうケースもあるとか。
現場に残された男性医師が踏ん張ることになりますが、患者の立場としては心配ですよね。
もしも、もっと社会で医学部在学中の結婚や出産が一般化すれば、この「女性医師の出産、育児ピーク」がもっとなだらかになるはずです。
ある人は、学生時代にすでに出産・育児を経ている、別のひとは卒業後に出産・育児に…といった具合です。
医学部在学中の妊娠、出産、学生結婚がお勧めな理由:産科、小児科医不足の解消につながるかも
もう一つ、潜在的なメリットがあります。
近年、医師不足といわれていますが、特に「産婦人科」と「小児科」の医師が不足がちだそうです。
理由の一つには、訴訟リスクや、小児患者などの難しさといったものがあり、医学部学生が敬遠するのだそうです。
もし、自身の専攻科を決めるタイミングで、男女問わず、在学中に学生結婚し、本人または配偶者が妊娠、出産を経験していたらどうでしょう。
または、実際にすでに、育児中であったらどうでしょう。
これは推測ですが、産婦人科や小児科の医師を希望する医学性も増える可能性もあるのだと思います。
これって、社会にとって潜在的なメリットですよね。
医学部在学中の妊娠、出産や学生結婚って全然ありだな:まとめ
以上、医学部学生が在学中に妊娠、出産、学生結婚することをお勧めしておきました。
医者って一人前になるのに結構時間かかるんですよね。
それなのに、社会人になるまで結婚、出産できない、しないと決めてしまうと、その後のキャリアデザイン(特に女医さんね)やライフイベントをうまく形成できません。
もう少しフレキシブルに考えましょうって話です。
子供がいたり、出産を経験しながら医師になることでいい面もあると思います。
産婦人科医や小児科医を選択する医師の卵も増えてきますよ、きっと。
では。
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