看護師と結婚した医者は負け組か?整理して考えてみた。


医者になるのは難しいけれど、もしなれたら最高の「勝ち組」人生が待っているかもしれません。

別記事でも書いているように、医者は収入面でも社会的地位の面でもとても「おいしい」職業ですよね。

もちろん、仕事のやりがいや、誰かのために働いているという充実感も味わうことができます。

医学部が勝ち組すぎなことに気づいたら40歳手前だった...orz

男女問わず、そんな医者とぜひ結婚したいという人もたくさんいます。

では、医者側としては、どんな職業の人と結婚したら勝ち組なんでしょうか?

あるいはどんな職業の人と結婚したら負け組なんでしょうか?

実際に医者が結婚している相手は様々です。

その中で、「看護師」と結婚する医者(特に男性の医者と、女性看護師の組み合わせ)は非常に多いです。

単純に職場で長い時間を共にしていますので出会い、恋愛のきっかけが豊富だということも要因ですし、医者と結婚することを「狙う」女性看護師も多いと聞きます。

高収入の医者を見事ゲットした看護師は、看護師の同僚のなかでは、勝ち組なのかもしれません(イケメンであればさらに良い)。

一方で、看護師と結婚した医者は、医者の同僚のなかでは勝ち組なのでしょうか、負け組なのでしょうか?

本記事では、看護師と結婚した医者は「勝ち組」なのか「負け組」なのか、について、整理して考察しています。





医者は誰と結婚しているのか?看護師以外の選択肢


医者と看護師は結婚するパターンが多いことを冒頭で述べました。

でも勝ち組になることを目指して医者を狙うのは、看護師だけではありません。

私の知っている男性医者は、看護師以外にも、薬剤師や女性医師と結婚している人がいます。

また、まったくの別業界の女性(キャビンアテンダントや、普通の企業のOL)と結婚しているひともいます。

特に最近では、婚活などを通じて、職場や学生時代の人間関係の外で結婚相手を見つけることが増えてきました。

昔は、交友関係が狭く職場恋愛や、職場を通じたお見合い等で結婚相手を探した末、看護師と結婚する医者も多かったですが、今では選択肢の幅が広がっています。

看護師と結婚した医者は「負け組」なんて呼ばれてしまうかもしれません。

医者が看護師と結婚すると、収入面では「負け組」か?


ご存じの通り、医者は一般企業のサラリーマンと比較すると圧倒的に高収入です。

日本人の平均年収は400~500万円ほどですが、医者の場合平均年収が1800万円くらいになります。

これは勤務医と開業医をあわせた全体の収入ですから、開業医になるとさらに高い年収を得ることになります。

一方で、看護師の年収は、どうでしょう。

夜勤のシフトや勤務先の病院の規模にもよりますが500~600万円くらいは余裕です。

看護師という仕事は安定しており、女性の場合、同年代・同程度の学歴女性を比較した場合はるかに高い年収を得られるのです。

しかも、結婚や出産で一時的に職を離れた後も復帰しやすく、病院=就職先となるたえ基本的には日本全国で仕事ができるため、看護師女性は実は婚活市場ではとても人気があるのです。

一般のサラリーマンの結婚相手探しでは、看護師と結婚したら負け組どころか、勝ち組、なんて言われています。

でもこれは、あくまで「一般サラリーマン」の話。

看護師の嫁が羨ましい?看護師と結婚=勝ち組とか言ってる奴、ちょっと集まれ

医者にとっては、自分の年収の半分にも満たない看護師を結婚相手とすることで、少なくとも年収面において決して勝ち組ではないのです。

二人合わせて2000万円弱の世帯年収になったとしてもです(ちょと庶民にはわからない世界ですが)。

純粋に「年収だけ」を考えると、看護師よりもはるかに年収の高い女性はたくさんいるからですね。

年収800万円やら1000万円稼ぐ女性と結婚して、世帯年収が軽く2000万円をこえた医者から見たら負け組なのかもしれません。

医者が看護師と結婚したら負け組である理由:増える女医の存在!



看護師と結婚する医者にとってのメリットは、何もお金だけではありませんよね。

医者は忙しいし、日々プレッシャーのかかる仕事です。

看護師と結婚すれば、医者という仕事をよく理解して、支えてくれる配偶者の存在を手に入れることができるのです。

そういう意味では、看護師と結婚した医者は決して「負け組」ではないはずです。

ところが、看護師と結婚しても、負け組なのか?と思ってしまう理由の一つに女性医師の存在があります。

昔は、医師は男性が多く、看護師は女性が多い、といった構図になっていましたよね。

そのため、男性医師が、職場で、理解のある同業者と結婚しようとすれば女性看護師が多かったのです。

でも近年では女性の医師も増えてきました。

昔は6年制というだけで、女性は医学部を敬遠していたそうですが…。

そうです。

女性医師と結婚した男性医師、すなわち「医者同士の夫婦」が圧倒的に勝ち組なのです。

女性の医師と結婚したいと思っても、はっきり言って普通の日本人男性には高値の花ですよね。

一部の大手企業のエリートサラリーマンや経営者、エリート公務員なら釣り合うかもしれませんが(それでも出会いは限定的)。

一方で同じ医者なら、医者と結婚できる可能性も高いです。

学生時代から付き合ってたりもして。

医者同士の夫婦であれば、当然「医者」という仕事に対する理解は看護師以上にあります。

時には同じレベルの専門性でお互いに議論することもできるでしょう。

当然、世帯年収は、医者と看護師夫婦をはるかにしのぐことになります。

単純に、医師の平均年収の2倍なら年収は3000万円を超え、4000万円台も夢ではありません。

そんな「医者同士の夫婦」からみたら医者と看護師の夫婦は負け組といえるのです。

彼らから見たら、看護師と結婚した看護師は「負け組」なのです。

若くてかわいい女性看護師に引っかかった「負け組」医師…なんて。

日本は一夫一妻制なので、看護師と結婚したら、もう医者と結婚できないですからねー。




医者が看護師と結婚することのメリット。負け組なんかじゃない


医者同士の夫婦は年収面でも、仕事の面でもメリットが大きいのは確かですね。

ただし、看護師と結婚した医者が必ずしも負け組とは限りません。

医者と結婚した友人(医師)によれば(本人に言わせれば)、以下のようなデメリットがあるとのことです。


  • 医者同士で結婚すると、どうしてもお互いの仕事に過干渉になってしまう
  • お互いにかなりの収入があるので、財布が別々で結果散財してしまう
  • それぞれプライドが高いため、夫婦間のパワーバランスをとるのが難しい


医師同士の夫婦だとけっこう疲れることがるとか。

医師としての仕事に理解はしてほしいけど、過干渉は嫌だとか、(例えば九州男児のような気質で)配偶者をリードする立場をとった夫婦のスタイルをとりたい人にとっては、看護師と結婚することで全然問題ないでしょうね。


医者が看護師と結婚すると収入面だけみたら負け組だけど、全体を見よう


まとめると、医者は看護師と結婚した場合、必ずしも収入面では勝ち組とはなれません。

もともとの自分の年収が多いから、巷の婚活市場で言われている「看護師=高年収で安定している」ことのメリットが相対的に低いんですね。

医者同士の夫婦から見たら、世帯の年収面で見たら圧倒的に負け組です。

財産狙いの小悪魔な看護師にまんまと騙される男性医師とかもいるんですかね。

とはいっても、看護師は、医者と同じ医療従事者で、仕事の理解もあります。

医者同士の夫婦だと、難しい場面でも看護師と医者の夫婦はやっていけることもあるでしょう。
その点を考えると、看護師と結婚した医者が負け組とはなりません。

全体のバランスを見て、考えることが重要ですね。

そもそも、だれと結婚しようと、本人が医者であるだけで、世間からみたら勝ち組ですよね、そういえば。

では。


あわせて読みたい
看護師から医者になる方法と4つの壁
本当に医者になりたいのか、迷ったときに考えるポイント
慶応医学部に行けばモテる、だから「非モテ」「未モテ」は死ぬほど勉強しよう

その他の投稿記事一覧はこちら

よろしければtwitterフォローお願います