近年の婚活ブームにより、結婚相手を職業や年収といった「スペック」で品定めすることが一般的となりました。
特に男性側はどんな職業なのか、どれくらいの年収なのかといった点がかなり重要視されてしまいます。
結婚相手としての理想の職業なんてものを調査している婚活企業もあるようです。
結婚は人生の重要なイベントですから、いわゆる負け組職業、勝ち組職業といったものが可視化されつつあるのです。
「えー!じゃあ負け組職業についている俺は結婚できないのか」
「お、俺は勝ち組職業だから相手を選び放題なのか」
なんて極端な話にもなりかねません。
職業で人生の負け組、勝ち組がきまってしまうのです。
本記事では、最近のトレンドの中で、いわゆる「負け組職業」(言葉が悪いですね、すいません)はどういったものなのかを簡単に整理しています。
そして「負け組職業」「不人気な仕事」に就いてしまった場合、どうすれば効率よく結婚相手をみるけられるのか、について考えています。
人生において職業で負け組、勝ち組が出てしまう
最近の婚活ブームによって、職業の負け組、勝ち組が可視化されていると冒頭で書きましたが、本当はこれは今に始まったことではありません。
昔から、公務員は安定して人気の職業でしたし、医者なんか「勝ち組」職業の典型ですよね。
一方でかつて3Kと言われた仕事は、今でいう「負け組」職業に分類されています(あからさまに「負け組」なんて言葉は使わなかったと思いますが)。
医学部が勝ち組すぎなことに気づいたら40歳手前だった...orz
人生において、職業の選択は「勝ち組」「負け組」を決定づける重要な要素であることは間違いありません。
だからこそ、文明・文化の発達した国家では、個人は資質にあわせて職業を選択することが許されています(職業選択の自由)。
人生の負け組職業なんて無い、というのは脳内お花畑のきれいごと
「人生において負け組の職業なんかない!」
「職業で人を判断するな!」
と怒る人がいるかもしれませんが、それはきれいごとです。
私は母子家庭の出身ですが、母は中卒でなんの資格もなかったため、月給8万円で縫製工場で働いていました。
明らかに負け組の職業だったと思います。
子供ながらに、毎日明日の食事や住まいがあるのかどうか不安でしたよ。
同じ母子家庭だった友人の母親は、大手企業でOLをしてそれなりに裕福な生活をしていました。
母子家庭が貧困だと、社会問題になっているようですが、私にいわせれば母子家庭が貧困なのではありません。
人生においてどんな職業、仕事についているののか。
就いている職業が負け組であるか、勝ち組であるかはとても重要なんです。
また、普通にしてれば中流の生活が送れる日本においては、「勝ち組かそうでないか?」よりも「負け組かそうでないか」をしっかり見極める必要があるのですよ。
負け組という言葉を使うと反発する人もいますが、現実はそんなもんです。
だから結婚相手を選ぶ場合、どうしても敏感になるのでしょうね。
婚活市場で負け組といわれる職業、不人気な仕事
年収の低い負け組職業は未婚のまま
婚活市場で不人気、負け組に分類されてしまいかねない仕事は「給与水準が低い」「不安定」「長時間労働」「職業のイメージ」そして「浮気や不倫の心配がある」といったものです。結婚という人生の重要な選択をするため、いわゆる恋人に求める職業とは若干異なるみたいです。
例えば、若いひとでは美容師なんかはとてもおしゃれで、格好いい職業で人気です。
でも、現実は長時間労働、低賃金で休みもあまりとれません。
結婚相手として考えると、どちらかというと負け組職業に入ってしまいます。
経営者としてやっている美容師だとまた別ですが。
あと零細企業のサラリーマンや農家は、給与や安定性の面から人気がありません。
婚活市場においては負け組職業になりかねません。
実際、内閣府の「結婚・家族形成に関する調査」によれば年収が低いほど、未婚率が高いという結果になっています。
30代男性で、年収が300万円未満のがありま既婚率が10%以下なのに対し、20代男性でも年収600万円以上だと、既婚率は30%です。
給与が高くても婚活市場では負け組職業もある
労働時間が長いSEなんかは、給与が良くても、敬遠する女性がわりといるみたいですね。勝ち組代表の「医者」も、職場に若い看護師なんかがいると「浮気や不倫の心配がある」といって、避けるひともまれにいるみたいです(ただし年収や、社会的地位のメリットが上回ることも多い)
そして、「職業のイメージ」として、肉体労働者や漁師、トラックドライバーなんかはちょと性格が強い、体育会系的な人がおおいというイメージがあるため、避ける女性も多いです(一部熱狂的なファンがいるのもこの職業ですが)。
婚活負け組職業でも効率よく結婚相手をみつけて人生を切り開く方法
「負け組職業についている俺は結婚できないの?」なんて感じるかもしれませんが、必ずしもそうではありません。
あくまで、全体を見たときに人気が無い職業だというだけです。
「負け組職業=人生積んだ」ということでもありません。
ただし、自分が「職業というスペック」で敬遠されることがあるという点をしっかり受け入れて認識する必要があります。
そのため、いくら自分が気に入った相手がいても、自分の職業がはまっていなければさっさと諦める必要があるのです。
恋人探しなら猛アタックすれば何とかなるかもしれませんが、婚活はそうではありません。
相手も焦っているので、興味のない(職業)の相手で時間を無駄にする気はないのです。
効率よく結婚相手をみつけるために、まず職業を含めた「自分のスペック」を受け入れてくれる人だけを婚活対象にする必要があります。
繰り返しますが、人生の負け組職業なんて無い、というのは脳内お花畑のきれいごとです。
誰にでもいえることですが、「相手のことを職業で判断する人間」は大勢いるのです。
婚活市場ではそれが特に顕著なのです。
では。
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