医学部受験諦める時、多浪生が考えるポイント


医師になることを目指して医学部受験を考えている人はたくさんいると思います。

一方で医学部の定員は限られていますよね。

近年、医学部の入試難易度は年々増加している、と言われており、入試倍率 平均は10倍を超えています。

人気の高い大学の医学部であれば、入試倍率が50倍を超える年もあるようです。

合格率2%以下、ということです。

医学部無理ゲーっていう感覚は大事かもしれない

そのため、医師・医学部入学を目指したものの、医学部受験を諦めるという選択肢をせざるを得ない時もあるのです。

医学部受験の場合、数年間浪人をして合格を目指している場合もありますよね。

では、そんな人が医学部受験を諦める時・引き際というのはいつなのでしょうか?

本記事では、医学部受験を目指していた多浪人生が諦める医学部受験を諦める時に考えるべきポイントについて整理しています。



医学部受験を諦める難しさ


医学部受験を諦める、と言っても簡単ではありません。

これは医学部に限らず、大学受験全般に言えることですが、基本的に大学の受験というものは何歳になってもできてしまうのです。

公務員試験のように、何か法的なルールがあって、年齢制限が設けられているものではありません。

そのため医学部受験を諦めるという決断は、最終的には自分でやらないといけないのです。

一方で大学受験と言うものの性質上、数年間浪人生活を経ていれば、真面目に勉強すればいつかは合格できるというような気にもなってしまうものです。

特にすでに三年四年と浪人しているものの、毎年惜しいところで合格を逃している場合、医学部受験を諦める時・引き際というものは非常に判断が難しいと言えるでしょう。

医学部受験は何浪までに諦めるべきか


そのため、医学部受験のために何年も浪人している多浪生の中には、あらかじめ、例えば3年間の浪人まで、といった風に期限を決めて臨んでいる人もいます。

特に、何年も浪人していると経済的負担にも繋がります。

なので無期限に、合格するまで何年でも浪人するということはあまり現実的ではありません。

また、始めの2年間の浪人生活はいいとしても、5年、6年と長い浪人生活を続けていると、だんだん受験勉強がマンネリ化してきます。

成績も伸び悩んでくる、なんてこともがよくあります。

実態としては、概ね3年くらいの浪人期間を上限と考えているひとが多いみたいです。
それで合格できなければ、医学部受験を諦める時だと判断する人が多いように思います。

医学部受験を諦める時はライフプランへの影響を考える

浪人をしたものの、仮に医学部受験を諦めるとなった時に、浪人した期間がどれくらいの長さであったかは後の人生設計に大きく影響します。

例えば、3年間浪人した後に結局工学部に進学した場合、就職活動をするときに周りの新卒の学生との年齢差はデメリットになってしまいます。

浪人した期間は、いわば立ち止まっていた時間です。
その時間がライフプランにどういう影響があるか、という点を考えないといけません。





医学部受験を諦めて医療系に進む時の考えかた


医学部受験をめる時に、その後の進路をどうするか?が非常に大事です。

もしも、次の進路として医師と同じく、医療系の職業分野に進むことを考えてみます。
じつはこのパターンはよくあります。

例えば看護師や薬剤師といった医療系の仕業ですね。

医学部志望で薬学部仮面浪人する本来のメリット

これらの進路にする場合、「大学卒業後の就職」という観点で見ると、実は浪人期間が多少長くてもあまり大きな影響はありません。

なぜなら、看護師や薬剤師といった医療系の職業の場合、新卒の就職活動時の年齢というものはそれほど採用の可否に影響がないからです。

業務に必要な資格を卒業と同時に取得できるかどうか、が最も重要なポイントになります。

そのため、医学部受験を諦める時に、もしもその後の進路として同じ医療系の分野を考えているのであれば、比較的長期間の浪人期間を経ていても大丈夫と言えます。

実際私の先輩は、6年間浪人の末、医学部受験を諦めて薬学部に行きました。

無事に薬剤師となって、普通に就職もできていました。

医学部受験を諦めて非医療系に進む時の考えかた


一方、医学部受験を諦める時に、工学部や理学部農学部と言った「非医療系の理系学部」を目指す人も時々います。

前述のように、これらの進路に進む場合は注意が必要です。

学生時代には特に問題はありませんが、卒業すれば基本的に民間企業に就職することになりますよね。

いざ、就職活動をした時に、この浪人期間が非常に大きなネックになる場合があるのです。

例えば2年間浪人していた場合、学部卒業時の年齢は24歳になっています。

実はこれは、企業側 からしてみればあまり望ましいことではありません。

採用活動では、現役で大学受験に合格し卒業した22歳の就活生の方が有利になってしまうのです。

なぜなら、日本の企業は年齢で給与が決まるためです。

同じ能力、同じ学歴なら、2歳若いほうが安い報酬で雇用することができてしまいます。

また、どうせ24歳の学生を取るのであれば、現役で大学に入学し、2年間の大学院修士課程を修了した学生を採用したほうがいいとも考えてしまいます。

同じ24歳で学部卒か、修士卒、どちらがお得かは明白ですよね。

そのため、医学部受験を諦める時に、その後非医療系の学部に進むのであれば、この点に注意する必要があります。





多浪なら、医学部受験を諦める時に覚悟すべきライフイベントへの影響


多浪の末、結局医学部受験を諦める時に覚悟するべきポイントは就職だけではありません。

その後の人生におけるライフイベントへの影響が当然出てきます。

具体的には結婚や出産といったものです。

多くの人は大学卒業後に就職し、ある程度収入が安定してから結婚します。

家庭を持ったら、出産や、マイホーム購入などの人生設計をするものです。

ここでもし、例えば5年間の浪人をしていれば、その後の結婚や子供をもつ時期に少なからず影響がでてきます。

貯金をして、いざマイホーム購入となった際のローンの組み方にだって影響します。

必ずしも浪人生活がマイナスになる、とは言いません。

しかし、 少なくとも何らかの影響があるという点を覚悟することになります。

浪人期間が長ければ、長いほど影響は大きくなります。


医学部受験を諦める時・引き際の考え方まとめ


医師になるということは、他の職業と比べて多くの魅力的な点があります。

医師は勝ち組ですよ。

医学部が勝ち組すぎなことに気づいたら40歳手前だった...orz

そのため数年間の浪人を覚悟して、医学部を受験することは決して悪いことではありません。

チャレンジするべきです。

ただし、その難関さゆえ医学部受験を諦める時・引き際というものがとても重要です。

何も考えずにズルズルと浪人をするというのはあまり賢い選択ではありません。

自らの就職への影響や、ライフイベントへの影響をよく考慮した上で医学部受験を諦める時・引き際というものを判断する必要があるのです。

それでは。

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