医学部で簡単なところは?国立なのに簡単に入れる、入りやすい=後で困る?


このブログで何度も書いていますが、大学受験で医学部に合格するのはとても難しいです。

なんとか、現状の成績で、「入りやすい医学部」「医学部で簡単なところ」はないものかと考える人も多いでしょうね。

医学部無理ゲーっていう感覚は大事かもしれない

本記事では、難関な医学部の中でも、少しでも難易度の低い「医学部で簡単なところ」ところはないものかと検討してひとのために、また、医学部で簡単なところは何か問題があるの?という疑問について整理して書いていきます。

医学部を目指している学生、またはそのご両親の参考になれば幸いです。



私立大学医学部は簡単なところがある、入りやすい


医学部に限ったことではありませんが、同じ学部でも私立の大学では国公立の大学に比べて難易度が低いところがあります。

もちろん、早稲田大学や慶応大学のような超有名で、レベルの高い私立大学もありますよ。

でも、概して私立大学の医学部の方が国公立大学の医学部に比べて難易度は低く、比較的簡単に入れるのです。

しかし、医学部に特有あるいは医療系学部に特有の問題ですが、私立の大学と国公立大学の学費格差がとても大きいです。

私立医学部に通うのに親の年収いくら必要なんだ!医者になりたい、金がない

私立大学の医学部の学費はべらぼうに高いです(医学部の場合だと、国公立大学の数倍から10倍くらいのの学費がかかってしまいます)。

いくら私立の医学部の難易度が多少低い、簡単に入れると言っても、この額の学費を払える環境にある人は限られていることでしょう。

国公立大学医学部で簡単なところはあるの?


それでは国公立大学の医学部で難易度が低い、比較的簡単に入れるところはあるのでしょうか。

一応、国公立大学の医学部のなかでも、難易度もある程度の幅があります。

簡単なところはあるのです。

医者になりたいが頭が悪い。さあどうする!?

もちろん、東京大学や京都大学といった超有名国公立大学の医学部は超難関で偏差値70台中盤以上が必要になります。

一方で地方の大学の中には偏差値60台でも、合格が可能な大学があります。

国公立大学の医学部で簡単なところは?と聞かれれはこれらの地方国立大学の医学部が中心になります。

国立大学でも、比較的簡単に入りやすい大学はこんな感じ


国公立大学の医学部で、比較的簡単なところと言えば、旭川医科大学福島県立医科大学佐賀大学の医学部辺りでしょうか。

これらの大学は、都心から離れたいわゆる田舎、地方に設立されているため、あまり学生の人気がありません。

学生の学力についても、都心の方が田舎、地方よりも高い傾向にあるため、成績優秀な学生が都会の大学に偏ります。

そのため、地方では医学部であっても競争率が低く、比較的簡単に入りやすいです。

一方、国公立大学であれば、医学部で簡単なところでも、都会の国公立大学と学費は同じです。

なんなら、一人暮らしをして学生生活を送ることを考えれば、都心から離れた方が家賃や生活費の面などであまりお金がかからないというメリットもあるでしょう。

都会で楽しい学生生活をエンジョイするということはできませんが、田舎に抵抗のない人はこれらの地方の国公立大学医学部を狙ってみるべきですね。

医学部なのに安くて、比較的簡単に入れるんだから。






医学部で簡単なところに進学すると何か問題あるの?


さて同じ国公立大学医学部での簡単なところ(前述の例のような、旭川医科大学や福島県立医科大学など)と比較した際、超難関な東京大学や京都大学の医学部と比べて、何か問題、デメリットがあるのでしょうか。

ちょっと心配になりますよね。

入学したけど医師国家試験に合格できないとか、医者として就職できないとか…。

結論を言いますと、特に問題はありません。

医師免許が取得できる医学科であれば、卒業後、医師国家試験に合格すれば皆、医師になることができます。

医師国家試験の合格率にもほとんど違いはないのです(合格率90%以上)。

ただし、しいて違いを挙げるのであれば、卒業後の「研修医としての研修先」でしょうか。

都心であれば、たくさんの大病院がありますし、交通の便も生活も楽な研修先が見つかります。

でも地方でそのまま研修医として研修をしようとすれば、限られた数、規模の中核病院で研修医生活を送ることになります。

研修先があまり選択肢がないという状態は、人によってはデメリットと感じるかもしれまん。

医学研究者を目指すなら簡単に入れる医学部は避けよう


では、東京大学や京都大学の医学部に入ってもそれほど大きなメリットはないのでしょうか。

実は、少しだけこれら有名大学の医学部を卒業した場合にはメリットがあります。

つまり、医学部で簡単なところを卒業した場合だと、デメリットですね。

それは、もし医師免許取得後に本格的な医学研究者を目指し、アカデミアの道に進んだ場合です。

やはりレベルの高い大学や、都心の大学に行った方が、高度な研究ができます。

人口も多いので症例もたくさんあるでしょう。

潤沢な研究費あるいは、著名な指導教官の下で研究を行うことができます。

アカデミアの世界は実力だけではやっていけません。

成功するには強い学閥やコネの力が必要になります。

もしも将来、臨床の現場ではなく、アカデミアでの医学研究者を目指したいと考えている人は、安易に簡単に入れる国公立大学の医学部を狙うべきではないですね。

では。

おすすめ!
自宅にいながら東大、京大、医歯薬系、獣医学部といった難関大学合格を目指せます!

・自宅でしっかり志望校受験対策をしたい

・部活と大学受験の両立したい

・幼少期から先を見据えて基礎学力を付けておきたい

・難関大学を目指したいけど近所に良い塾や予備校がない

そんな方には、Z会の通信教育がおすすめ:資料請求と特典冊子がこちらのリンクなら無料です↓
 





あわせて読みたい

医学部薬学部カップルにありがちな事情
医学部が勝ち組すぎなことに気づいたら40歳手前だった...orz
医学部行っても同窓会でモテるわけでは無い。お前ら勘違いすんなよ


注目の記事

よろしければtwitterフォローお願います