水耕栽培は専用肥料が必要。おすすめと使いかたを紹介します
趣味を兼ねながら、多少節約にでもなればと思い、ベランダや室内で野菜をつくっています。水耕栽培はうまくやれば初期投資も少なく、すぐに始められるのでお勧めです。
これから始めようと思っている人、ちょっと興味あるな~という人の参考になればと思い、水耕栽培で使用する肥料についてまとめてみました。
当然肥料が必要
水耕栽培とはいえ、100%水で野菜を栽培することはできません。動物と同じでなんらかの方法で栄養素を吸収して、成長していきます。
植物の場合、根から栄養素を吸収します。
水耕栽培では、根を浸した養液に栄養素を溶かし込む必要があるんです。
プランターに土を入れて栽培する場合でも、肥料を混ぜたり、追肥したりしますよね。
土にも、もともと栄養素が含まれています。
プランター栽培(土耕栽培)の肥料は使えないの?
土で野菜を栽培する場合に使用する肥料は、水耕栽培に向かないものが多いです。
これらは、そもそも土に微量の栄養素が含まれていることを前提として、それでは不足する分を補うために配合されているためです。
他のブログで、実験的に土耕栽培用の肥料で水耕栽培を行っているものを見かけることがありますが、うまくいかないことが多いようです。
特殊な肥料が必要か?
水耕栽培に使用できる肥料は、本来土そのものから供給されるごく微量の栄養成分も含有している必要があります。
とはいえ、水耕栽培用の肥料がすごく特殊だということはありません。
普通にホームセンターやネット通販で購入することができます。
専用なんで高価…なんてこともありません。
むしろ、土と普通の肥料の値段を考えると、水耕栽培用肥料で野菜を育てたほうが安上がりなんじゃないかと思えるくらいです。
基本的にどの野菜でも同じ肥料でOK
以下でおすすめの肥料を紹介していますが、基本的に野菜ごとに別の肥料を用意する必要はありません。
シソも、小松菜もトマトもゴーヤも同じ駅で育ちます!
土耕栽培よりもむしろ簡単なんです。
成長度合いにあわせて、種類や濃度を変える必要もありませんし、
おおざっぱな人も面倒くさがりも大丈夫!
おすすめの肥料3選
ハイポニカ液体肥料
最も有名な水耕栽培用肥料ではないでしょうか?利用報告、レビューもたくさんありますね。
液体タイプの肥料で、使用前に2つの液を混合、希釈して使用します。
植物の成長もいいみたいですが、養液の作成が面倒くさいと感じるひとがいるかもしれません。
また、シーズンオフの際に少し収納場所をとってしまうかも。
微粉ハイポネックス
土耕栽培用肥料でも有名なハイポネックスの製品です。水耕栽培で使用できるのは液体タイプではなく「微粉」ハイポネックスなので間違えないように!
少量パックも売っているので、小規模派にはありがたいところです。
植物の成長はハイポニカと同等、コスパも同じくらいです。
500 gが1000円弱ですが、普通のベランダ菜園の規模であれば2年くらい持つんじゃないでしょうか。
個人的には粉末タイプの本製品がおすすめです。
養液の調整も楽ちんで、栽培容器に付属のスプーンで必要量をいれて、栽培容器の容量に応じた水をホースから注ぐだけです。
超楽ちん
養液栽培用肥料 OATハウス肥料シリーズ
粉末タイプで、濃縮液を作り、それを薄めて使用するのがよさそうです。ハイポニカと比較実験をされている人もいるようです。
若干こちらのほうが成長が良いという噂も…?
価格が安く、コスパがいいのが特徴です。
ただし、いろいろな種類があるので初心者は迷ってしまうかもしれませんね。
交換頻度
栽培中に養液を交換する必要があります。これには以下の2つの理由があります。
1.植物が水といっしょに吸い上げるので、単純に量が減る
2.あまり好ましくない微生物が繁殖したり、藻が生えたり、液中の酸素が減ったりするので液質が悪くなる
1.と2.ともに季節要因があり、夏場は頻繁に交換や追加が必要です。液が残っていても3日に1度くらいは交換が必要でしょう。
気温の低い冬場は微生物の繁殖や、植物による吸い上げも少ないので2週間くらいほっといても大丈夫です。
なんか元気ないなーってときに交換するくらいでもいいかもしれません。
すくすく育つ我が家の水耕栽培 小松菜 |
ただしかなり初期投資のコストが増大するので、節約または小規模栽培派にとっては不要でしょう。
では。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
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