専業だと兼業にくらべて不公平なのか?
最近風当りが強い「専業主婦」外野のバッシングはまじかんべんです。
女性の社会進出が進んで、共働き世帯が増えていますね。政府も「女性活用・人材活用」を掲げて、新しい、よりよい社会を作ろうと頑張っています!
女性のキャリアアップも大歓迎で、女性管理職、女性政治家も増やしていきましょう!
男女ともに働いて、お金のことも、子育ての事も夫婦、社会全体で協力してやって行きます!
子育て支援も当然充実させて、保育園も増やして、学童保育も増やして、日本の社会を改革していきまーす!
素晴らしいですね。
応援しますし、とても大事なことです。
でも、その陰で、専業主婦の立場はどうなるのでしょう…
先日、某朝の情報番組で、「専業主婦であることに罪悪感を感じていますか?」というアンケート結果が放送され、アンケート内容自体が議論になっています。
社会の主役は「兼業」主婦,働くワーママ,イクメン?
いつ頃からでしょうか、社会やメディアは「専業主婦」、「働くママ」を大々的に応援するようになりました。
(あんまり兼業主婦という言葉は好きではありませんが、後述の「専業」主婦と対比するためにこの用語を使います。ご了承ください)
それにともない共働きで、夫婦平等に育児をする、「イクメン」なんて言葉もすっかり浸透しましたね。
共働きは社会が後押ししているけれど…
日本社会の労働量不足や、個人の年収の減少もあって、各家庭での共働き化を推進する政府の思惑もかなり影響していると思います。
とはいえ、このことによって、女性が結婚、出産後もキャリアを継続する機会が増えたり、男性が育児に以前より関心をもつようになったりと、いい影響はたくさん出てきています。
男性や女性が育児のために時短勤務をとることも、広く認められるようになりつつあると思います。
まさに、社会全体で「働くママ」を支える、推進する、とてもいい時代にあったと思います。
専業主婦がバッシングの対象に?不公平なのか?
一方で、前述の朝の情報番組のアンケートを受けて、日本各地の「専業」主婦の方々が激怒しているとか。
たしかに、こんなまるで専業主婦=悪いって自覚ある?みたいな意図を含んだアンケートは非常に気分が悪いです。
少なくない人々が、「専業主婦って楽してる、不公平」みたいな印象をもっているのかな?っと感じてしまします。
きっと多くの専業主婦の方々は、日ごろからこういう世間の「印象」みたいなものを肌で感じていて、この番組のアンケートで火がついてしまったのでしょう。
- 専業主婦は子育てだけしてればいいから気楽、甘えている
- 働かずに旦那の給料でママ友とランチ
- 家計が苦しい、節約してるというなら働けばいい
なんて、バッシングが実際ネット上にあふれているようです。
そういえば、配偶者が収入がない場合の「配偶者控除」の仕組みも変わり、所得制限が設けられました。
税制も、まるで専業主婦であることを良く思っていないようです。
ワンオペ育児やってる人もいる。第三者がバッシングなんてやめてくれ。
こんなバッシング、批判をしたくなる人がいることは理解します。
実際子育てと、仕事の両立で大変な思いをしている女性も多いでしょう。
ホワイト企業で時短勤務がみとめられていたり、夫が子育て、家事のハイパフォーマーっていう人ばかりでもないでしょう。
保育園探しも大変だし、せっかく稼いだお金が保育園代に消えていきます。
やりきれない思いもあるでしょう。
でも、でも、だからといって、外野が専業主婦をバッシングすんのはやめてくれ!
なぜって?
- 家計が苦しい時に、妻が働くかどうか?
- その場合の家事、育児はどうするか?
- 妻が子育てと家事だけやってたとしてそれをOKとするかどうか?
それは、基本的に夫婦、家族の問題だからだ!
ワンオペで育児、家事やってる人だっているだろうしよ!
いやいや、つーか外野がバッシングしたせいで、妻の機嫌がわるくなったら、家族が迷惑するんですよ!
夫婦で話し合って、役割分担して、家庭内のバランスとってんのが崩れるんだよ!どうすんだよ!たのむよ(涙)
…ってひとがたくさんいると思います。(ちなみに、うちも奥さん働いてません。子供二人)
専業主婦がみんなパートやら、正社員やらで働きだしたら困る
実際、バッシングのように、日本の専業主婦たちがみんな働いたらどうなりますか?
たとえば…
- 保育園足りるんですか?
- 保育士は?
- 学童保育たりるんですか?
- 求人そんなにあるんですか?
- 介護やってるひともいますよね、その人たちが働きにでたら介護士や介護施設たりるんですか?
- 専業主婦の方がボランティアでやってる地域の仕事は?
- みんな日中働いてたら、学校の先生と父兄との面談は調整つくんですか?
いままで、一方的に、「共働き」万歳!「男女共同の家事・育児」万歳!「イクメン」万歳!「ワーママさんありがとう!」って手放しで議論してましたけで、一度、良く考えるターニングポイントが近づいているのかもしれませんね。
それじゃ、あしたも息子の幼稚園の送りがあるんでねるわ。
では。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
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